2013年03月12日
リアリティ
加藤嘉一・古市憲寿共著
「頼れない国でどう生きようか?」(PHP新書)
中国と日本で活躍する2人が書いた
これからの生き方、働き方。
もともと、古市さんが好きなんだけど、
これを読んでみました。
ラスト。
熱かったなあ。
加藤さんは愛国心といい
古市さんは愛着心という
~~~ここから引用
僕は、いまここに自分がいなかったかもしれない可能性について
よく考えるんです。
たまたま日本の大学に行けて、一緒に会社をやってくれる友人と出会えて、
たまたま今ここでこうして加藤さんと話をしている。
だけど、そのどれが欠けても僕はここにいない。
もし大学受験に失敗していたら?
もし大学に行かせるような経済的余裕が自分の親になかったら?
そのあり得た現実の中で、ここにいなかったかもしれない自分に対して
何ができるだろうと考える。それが翻って、同じ時代に生きている自分たちに
対する愛着心となる。
(中略)
自分のリアリティが及ぶ範囲ってすごく限られていますよね。
だから愛着していると言えるのはあくまで自分のリアリティが及ぶ範囲において。
今ここで想像する、自分がなり得たかもしれない存在の、
マキシマムとミニマムの二本線の間くらいにはリアリティが及ぶ。ただそれだけの話です。
豊かに生きていくためには、僕だけが幸せではたぶんダメで
僕が想像でき得る範囲で人は幸せであってほしい。
まわりの人が幸せではないと、僕自身も幸せになれない。
たとえば街中で人が倒れていたら嫌じゃないですか。
そんな社会には生きたくない。
それは自分のためにでもあり、結果的に誰かのためにもなり得る。
~~~ここまで引用
その古市さんの発言に対して
加藤さんが、それはオーナーシップ、当事者意識、だという。
それがなければ、金儲け以外のモチベーションは生まれないと。
ラストに来ていいなあ、この本。
「いかに生きるか?」
が問われる3.11以降。
自分は何をするのか?
そのリアリティが及ぶ範囲で何をするのか?
そして、その想像力を広げていくことが
成長、あるいは視野を広げる、ということなのかもしれないな。
想像力。
当事者意識。
僕のキーワードが2つ出てきて、ちょっとうれしかったのです。
「頼れない国でどう生きようか?」(PHP新書)
中国と日本で活躍する2人が書いた
これからの生き方、働き方。
もともと、古市さんが好きなんだけど、
これを読んでみました。
ラスト。
熱かったなあ。
加藤さんは愛国心といい
古市さんは愛着心という
~~~ここから引用
僕は、いまここに自分がいなかったかもしれない可能性について
よく考えるんです。
たまたま日本の大学に行けて、一緒に会社をやってくれる友人と出会えて、
たまたま今ここでこうして加藤さんと話をしている。
だけど、そのどれが欠けても僕はここにいない。
もし大学受験に失敗していたら?
もし大学に行かせるような経済的余裕が自分の親になかったら?
そのあり得た現実の中で、ここにいなかったかもしれない自分に対して
何ができるだろうと考える。それが翻って、同じ時代に生きている自分たちに
対する愛着心となる。
(中略)
自分のリアリティが及ぶ範囲ってすごく限られていますよね。
だから愛着していると言えるのはあくまで自分のリアリティが及ぶ範囲において。
今ここで想像する、自分がなり得たかもしれない存在の、
マキシマムとミニマムの二本線の間くらいにはリアリティが及ぶ。ただそれだけの話です。
豊かに生きていくためには、僕だけが幸せではたぶんダメで
僕が想像でき得る範囲で人は幸せであってほしい。
まわりの人が幸せではないと、僕自身も幸せになれない。
たとえば街中で人が倒れていたら嫌じゃないですか。
そんな社会には生きたくない。
それは自分のためにでもあり、結果的に誰かのためにもなり得る。
~~~ここまで引用
その古市さんの発言に対して
加藤さんが、それはオーナーシップ、当事者意識、だという。
それがなければ、金儲け以外のモチベーションは生まれないと。
ラストに来ていいなあ、この本。
「いかに生きるか?」
が問われる3.11以降。
自分は何をするのか?
そのリアリティが及ぶ範囲で何をするのか?
そして、その想像力を広げていくことが
成長、あるいは視野を広げる、ということなのかもしれないな。
想像力。
当事者意識。
僕のキーワードが2つ出てきて、ちょっとうれしかったのです。
Posted by ニシダタクジ at 06:04│Comments(0)
│本
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