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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年06月05日

あなたが夢を持たなくてもいい3つの理由

「夢を持て」
「目標を持て」
と言われる。

そんなことを言われても、
なかなか見つからないのが本音だろう。

しかも、学校教育で
ひたすらに「こちこちマインドセット(固定的知能観)」
を植え付けれているから、

「固定化された自分の能力の範囲内」で
自分の夢や目標を決めていけ、と
刷りこまれ続けているのに。

それは苦しいだろうと僕は思う。

「夢を持て」というなら、
まず心をしなやかマインドセットに変えなくてはならないだろう。

ここにチャレンジしたい。
と思う。

名付けて
「夢なんて持たなくてもいい」という理論だ。

価値観を揺るがすところから
全ては始まると思うからだ。

「あなたが夢・目標を持たなくてもいい、3つの理由」

1 時代(社会)の変化が速い
産業構造の変化に代表されるように、
世の中の変化はものすごく速くなっています。

たとえば、僕が大学に入ったとき、
「携帯電話の販売員」という仕事はありませんでした。
なぜなら、携帯電話がなかったから。

グーグルも、楽天もありませんでした。
インターネットがなかったから。

2011年にデューク大学のデビッドソン博士が言っているような
「2011年にアメリカの小学校に入学した人のうち65%は、
大学卒業時に今は存在しない仕事に就いているだろう」
という世界が迫ってきているのです。

だから、いま、なりたい仕事、夢を決めてそこに向かって
全力投球するというのは、かなりリスクのある行為です。

パナソニックもシャープも
10年前までは超優良企業でした。
それが薄型テレビが飽和して、売れなくなって、苦しんでいます。

今存在する仕事も、何年後かにどうなっているか分からない。
そして今存在していない仕事が社会の中心を担っているかもしれない。

だとしたら、今、夢を持たなくてもいいのではないか?

2つ目の理由、
それは「燃え尽き症候群リスク」です。

〇〇大学に入る。
こういう仕事に就く。

と明確な目標を決めて、そこに向かって全力投球する。

すると、
夢破れたとき、あるいは達成したとき、
燃え尽きることがあります。

例えば、美容師になりたくって、
夢を叶えて美容師になった。
しかし、毎日毎日シャンプーをしていて、
手荒れがひどくて、どうしても続けられなくなった。

そのとき、違う仕事をすることができるでしょうか?

あるいは、大学に入ることをゴールにしてきて、
それを達成して見事合格。
その瞬間、せっかく今まで頑張ったのだから、
存分に遊ぼうと思うこと。
なんのために大学に入ったのか、わからなくなるということもよくあります。

したがって、ゴールを持って、努力することは
燃え尽きるリスクと隣り合わせになるということです。

3つ目はもっとリアルです。
「身近にいるカッコいい大人」

身近にいるカッコよく仕事をしていると思える大人を5人、思い描いてください。
あの喫茶店のマスターかもしれないし、
CDショップの店員さんかもしれない。
あるいは、親戚のおじさんかもしれない。

その人たちに聞いてみるんですね。

「いつ、その仕事をやろうと思いましたか?」
と聞いてみる。

すると、おそらく5人中の4人以上は、
20歳を過ぎてから、その仕事をしようと思っているのではないかなと思います。

学校の先生とか
スポーツ選手とか
お医者さんとかばかりを挙げたとするともしかしたらもっと小さいころに
思っていたかもしれませんが。

カッコよく働いているのほとんどは
20歳以降に仕事を決めていることが分かります。

ということは、カッコよく、輝いて仕事をしようと思ったら
15歳、18歳で自分の夢、なりたい仕事を決める必要は
ないということです。

これが夢を持たなくてもいい3つの理由です。

それでも夢を見つけたい。
と思っている人には以下の3つの理論があります。
これはまた次回。

1 クランボルツ博士の「計画された偶発性」理論
2 マツナガマサキさんの「人のためになることから始めよ」理論
3 上田信行さんの「プレイフル・ラーニング」から、プレイフルに考えよう理論

また説明します。

つづく。

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