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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年10月21日

「仕組み化」とは、大規模にやることではない

「地域仕事づくりコーディネーターサミット」
に参加してきました。

いやあ。
いま、北信越が熱いね。
そう思いました。

上田、塩尻の長野勢。
七尾、羽咋の石川勢。
それぞれが素晴らしいプレゼンを見せてくれました。

いやあ。
いま。地方が面白いなあ。
東京で働いてる場合じゃないよ、って思えてきました。

まあ。
それは置いといて、
昨日の参加のテーマは、地域とインターンをどう組み合わせていくか。
僕のターゲットはやっぱり高知大学なのです。

SBI=society based internship
(=人間関係形成インターンシップ)
ネーミングも熱い。

高知大学の一番すごいところは
手間を惜しまない。
ここに尽きる。

昨日、衝撃だったのは、
横浜の企業での3週間のインターンシップの紹介。

学生は滞在費と交通費の
合わせて17万円を自己負担する。
それだけでモチベーションが違う。

そして受け入れ先は3社
そこに3名ずつの学生が入るから
実際にこのプログラムをやるのは9名だ。
(実際は学生が集まらず2社6名となった)

3社のスーパーバイザー(受け入れ担当社員)
は高知に一度いき、研修と顔合わせをする。

そして夏休みの3週間、
横浜の企業でインターンをする。

インターンの内容は日常業務だ。

よくありがちな、
何か新企画を考えて、提案するとかいうバーチャルな
ものではなく、
ありのままの日常を経験してもらう。
もちろん、日報は毎日書き、学びを共有していく。

本気の大人の背中が
学生を変えていくのだという信念に基づいている。

本気×本気。
よく使われるけど、この設計がいつもポイントとなる。

そして。
僕がもっとも衝撃だったのは、
3社9名という数字だ。(実際は2社6名だが)

新しい取り組み、と言いながら
3社9名でやってみる。
しかしそのサポートは手厚い。
ここに高知大学のすごさがある。

手間を惜しまない。

インターンの「仕組み化」

というと、
どうしても、10社20社くらいは必要で
そこに30名~50名くらいの学生を入れて、
どのような事前研修、事後研修があって、
みたいなことにどうしてもなってしまう。

そうじゃなかった。

3社。
9名。
3週間。

それでいいのだ。
でも、めちゃくちゃ丁寧にやる。

そうそう。
インターンシップをやることが目的ではないのだから。
参加した大学生が何を感じ、
どう成長できたかが大切なのだから。

これならできる。
コミュニティが運営できるかもしれないって思った。

信頼できる経営者。
熱いスーバーバイザー。
そこに熱意と行動力だけはある学生が入っていく。

そこで生まれる化学反応。

それが、会社にとっても、学生にとっても
大きな価値があるのだろうと思う。

3社9名3週間インターンシップ。
3いう数字のチカラはたしかにある。

仕組み化は大規模にやることではない。
3社9名3週間。
これだったら、ナリワイ的発想でやれるんじゃないか。

いい気づきを与えていただきました。
ありがとうございました!

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Posted by ニシダタクジ at 07:58│Comments(0)学び
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