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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年12月05日

共感のデザイン

人が行動する時に必要なのは、
「課題共感」と「当事者意識」。
それをどうデザインするか?

それがコミュニティデザインの
ひとつの大きなポイントとなる。

studio-Lは徹底したヒアリングから始める。
ひとりひとりの根っこにあるものに
共感し、そこから本音を引き出す。
さらにはキーマンだと思った人たちには
積極的に会議メンバーになってもらう。

サムライ合宿
新潟中央自動車学校での「働き方研究所」
にいがた未来考房ワークショップ

とここ1か月で3つの違う性格の
ワークショップを行っているが、
なかなかいい雰囲気だ。
そして行動が起こりそうな予感がしている。

いつも同じ環境で仕事をしている人たちにとっては、
「現状確認から出発する」というのも大切なのかも、と思った。

「ビジョン(理想)を掲げ、現状との差をどう埋めるか?」
みたいなことはよく言われるけど、
それでは「共感」が育たないのではないか、と思う。
なぜなら、ビジョンは経営者のビジョンであることが多く、
それが自分のビジョンと重なり合っていないことがあるからだ。

だから、まずは人生モチベーショングラフのように、
過去を振り返り、現在を認識することが必要なのだと思う。

そのうえで「理想の現状」を出してもらう。
その中で最も重要な「理想の現状」を選択する。

そのときに、
「顧客は誰か?」
という問いが浮かび上がる。

理想の現状は、誰のどんな課題を解決しているのだろうか?

そんな問いから浮かび上がる顧客像。
そこで、顧客の未来へと想いを馳せる。
顧客が将来こんなふうになったら素敵だな。
と考える。

それがビジョンだ。

そしたらそのビジョンのために、
今、何ができるか、考える。

それを実行する。

1 過去・現在認識
2 理想の現在
3 顧客の設定 
4 顧客の未来(ビジョン)
5 現在するべきこと

というような5段階のプロセス。

これによって、課題共感と当事者意識向上が起こる。

なぜなら、「理想の現在」は、
みんながイメージできるからだ。

そこからイメージされる「顧客の未来」に
共感ができるからだ。
それを実現しようと思うからだ。

今までの
まずビジョンありき、みたいなのでは、
経営者のビジョンであり、共感度が足りないからだ。

共感のデザイン。
これがワークショップの面白さなのだろう。

場のチカラがあると思った
にいがた未来考房、どんなアクションが起こるのか、楽しみだ。

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Posted by ニシダタクジ at 05:46│Comments(0)アイデア
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