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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年01月29日

人はいつから夢や目標を持つようになったのか?

人はいつから夢や目標を持つようになったのだろうか?
本当に夢や目標がないと生きられないのか?

僕自身、
「夢、目標がないと生きられない」
と思っていた。

なんのために勉強するのか?

その答えが分からない限り、
学びのモチベーションが上がらなかった。

高校受験の時は、高校バスケットをするために
(ちなみに僕は残念ながらスラムダンク前の世代だ)
大学受験の時は、沙漠緑化や環境問題あるいは日本の農業をなんとかしたい、と思って。

高校の時は、結局レギュラーにはなれず、
まあ、それはそれでよかったのだけど。

深刻なのは大学のとき。
知れば知るほど、そこには絶望が広がっていた。

本を読めば読むほど
すでに手遅れだと、データは言っていた。

「自分は何をするために新潟に来たんだ?」
と、僕は、生きる意味を失った。

「夢、目標がなければ、生きていく価値がない」

そういう教育を受けていたかどうかは分からないが、
少なくとも大学生の僕はそう思っていた。

しかし果たして、それは本当だろうか?

人はいつから夢や目標を持つようになったのか?
高橋歩さんの著作、「LOVE&FREE」(2001年発売の不朽の名作)
の中での一言に衝撃を受ける。

「夢があろうとなかろうと、楽しく生きてる奴が最強」

そうだったのか。
夢があろうとなかろうと、楽しんで生きていければいいのか。

そもそも。
生きていく上で夢や目標は本当に必要なんだろうか?
じゃあ、なぜ、夢や目標を持った方がいいのか?

そう考えると。

「夢や目標を持て」と言われ始めたのは、
どうやら最近の話なのではないか。

夢や目標をなぜ持った方がいいのか?
おそらくはその答えは「幸せになるため」だろうと思う。

かつて、夢や目標が機能した「特殊な」時代があった。

明治政府が学校という制度を作った。
「富国強兵」という共通した目標の中で、
人々は工場で働き、その中で自らの夢を設定した。

戦後、「所得倍増」「経済成長」という
大きな目標の中で、
「三丁目の夕日」のような心温まる世界があった。

いま。
その「大いなる何か」がない。

「2020年の東京オリンピックで日本を誇れる国にしよう」
では、共通の目標にならない時代。
「日本を今一度せんたくいたし申し候。」
という龍馬の言葉に熱くなった志士たちがうらやましいとさえ思う時代。

「夢、目標を持て」
と言われることはかえってつらいのではないだろうか。
「大いなる何か」がないのに、
自分のためだけに、夢や目標なんて、持つ方が難しいのではないか。


まずは自分を好きになり、
目の前の人を好きになり、
なにかの、誰かの役に立ちたいと思って行動する。

それが「仕事」につながり、
役に立てているから、モチベーションが上がり、
そこでようやく目標が決められるのではないか。

「夢」から始まる、ではなく、「好き」から始まる、
そんな世の中のほうが僕は好きだなあ。

だからこそ。
地域社会の役割は、「好き」を見つける機会を
数多く提供することだ。

「役に立ちたい」という動機づけを
どのように起こすか?
を考えることだ。

「本」と「地域の多様な大人」で
その機会を提供したいと思う。

移動ブックカフェ「ツルハシ号」
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口座名義 NPO法人ヒーローズファーム 代表理事 西田卓司
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Posted by ニシダタクジ at 06:33│Comments(0)日記
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