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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2009年09月25日

美学を考える

高儀農場、高橋社長を訪ねる。
米が政府の全量買い上げだった
時代から、高橋社長はコシヒカリを
作っていた。

あるとき、
こんなできごとがあった。

コシヒカリは丈が長くなるため、倒れやすくなる。
今年はほとんどの田んぼの米が倒れているが、
あれは放置してもし台風で水に漬かったら、
2,3日で品質はかなり低下する。

その昔、
丈を伸ばさないためのホルモン剤のような薬品があり、
それを多くの農家で使っていた。

そして、衝撃の事件が起こる。
そこで獲れた稲わらをトマトの被覆として
使ったら、
なんと、トマトの丈がまったく伸びないのだ。
30cmで丈が止まり、花を咲かせて実をつける。

これはおそろしいことだ、と高橋さんは思った。

高橋さんのチャレンジは様々なジャンルに及んだ。
種籾の消毒に薬品を使いたくないので、
お湯で消毒する「温湯消毒」にチャレンジ。
75度に保つために、なんどもやけどをした。

除草剤を使わずにやってみようということで
専用の機械をつかい、草取りに挑戦した。
しかし、草に負けた。

「自然にはかなわない」と高橋さんは言う。
一度思ったら、それを実行していくこと。

そしてまっすぐに、自分にうそをつかずに
それをやっていくこと。
これこそが大切だ。

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Posted by ニシダタクジ at 06:19│Comments(2)学び
この記事へのコメント
高橋社長のチャレンジ精神は素敵ですね!
色々と新しいことも始められたそうで…。
かっこいいです
Posted by みや at 2009年09月25日 07:58
ステキですよ。
バーベキューには誘いましょう。
Posted by ジョニージョニー at 2009年09月28日 20:51
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