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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年02月13日

計測可能であるという罠

上田信行先生の
「プレイフルラーニング」


読み直すべき1冊。
「教育」に興味がある人は是非読んでほしい。
ツルハシブックス、注文しようっと。
2625円の本2冊分の価値はある1冊です。

この2013年度の僕にとっての大きな問いは、
「目標を立てる」ということは、どのくらい価値があるのか?

という問い。

「目標を立てることで」失われるものがあるのではないか?
という疑問。

そしてそれを実証したいという欲求。

「プレイフルラーニング」
を読み直して、

「科学」とは、「計測可能」であるということ。

という当たり前のことに気づかされた。

上田先生の言葉には、ワクワクする何かがある。

~~~ここから引用

Q:
教育を科学的にコントロールしようという発想がいきすぎると、
「予定調和の教育」が生まれ、それが学ぶことの面白さ、楽しさを
阻害し始めたということでしょうか。

A:
そうかもしれません。教育を科学的にコントロールしようとすると、
学習者が到達するゴールを明確に行動目標として記述して、
そこに至るために、どのようにして教育内容を配列するか、
という発想になります。

しかし、僕は「ゴールに書けないものが結構ある」
ということに気づき始めていました。
でも、ゴールは明確に書かなければならないことになっているから、
「ゴールとして書きやすいものを、ゴールとして設定してしまう。」
という本末転倒が起こってくる。そういうことが往々にして見られるように
なったのです。

~~~ここまで引用

これは、すごいね。

科学とは、計測可能であるということ。
科学的であるとは、再現性があるということ。

つまり。
言語化・数値化されたわかりやすいゴールに対して、
この手法を使うと、誰でも到達します。
ということが科学だ。

教育が科学であるならば、
計測可能で再現性を持たなければならない。

そこに
非確実性の高い、
「場のチカラ」や「双方向性」の入る余地はなかなかない。

そして、
もっとも問題だと感じたのは、

「ゴールとして書きやすいものを、ゴールとして設定してしまう。」

これだ。
ここでひとつのエピソードを。

店員サムライのYくんが、
中学の時に、学年全体の前で
「夢を宣言する」という謎の授業があったのだという。

どうしよう。
明確な夢なんかないよ。

と思っていたYくんは
最近見たテレビでやっていた
弁護士が活躍する話を思い出して、
とりあえず弁護士って言っとこう、と
「将来は弁護士になって人を助けたいです。」
みたいなことを宣言したという。

いま書いてみても、ビックリするような授業というか行事だ。
そんなことをすることに何の意味があるのかまったく分からない。
どんな教育効果を目指して、そんな行事があるのだろうか。

ここで、おそろしいのは、
「ゴールとして書きやすいものを、ゴールとして設定してしまう。」

この「書きやすい」は、
キャリア教育的に言えば、
「大人を納得させやすい」ということになるのだろう。

そういうことをやっていると、
何が起こるか。
おそらくは、「学びからの逃亡」が起こるだろう。

予定調和。
ゴール逆算。
目標に向かった教育内容の配列。

そのどこに「面白さ」や「ワクワク」あるのだろうか?

結末もプロセスも決まっている。
そんな「水戸黄門」的な映画やテレビを見るだろうか?
しかも毎日毎日、4時間、5時間も。

場のチカラと
双方向性を持った空間をつくり、
何が起こるかわからない。
どんな結果が出るかはやってみてのお楽しみだ。

そんな学びの空間は作れないのだろうか?

いや。
そのほうがずっと学びが深く楽しくなるのではないか。

自分の関わりによって、
結果が変えられると体感できるのではないか。
当事者はそうやって生まれていくのではないか。

だから。
会津若松商工会議所がやっているような
お店体験プログラム「ジュニエコ」のようなことは
意義があるのではないか。

1年間のテーマの正体がだんだんと見えてきた。
学びって楽しいですね、上田先生。

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Posted by ニシダタクジ at 05:54│Comments(0)日記
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