2014年03月27日
「本のある空間」と「コミュニケーションのある空間」
名作マンガ「スラムダンク」の1シーン。
「お前はまだその可能性を活かしきれてねえ」
と仙道が流川に言う。
1対1はオフェンスの1つの選択肢にすぎない。
そして、ルカワは、1対1に固執せずに、パスを出す。
そこから活路を見出していく。
そう。
それそれ。
パスを出すということ。
「本を読む」
あるいは
「本を買う」「本を借りる」
というのは、
「本」の可能性のひとつに過ぎない。
そんな思いが体現されている本
「HAB(Human and Bookstore)」
の第1弾、新潟編の最初の10冊が売り切れました。
本日27日の午後、編集長の松井さんがツルハシブックスに
追加の10冊を自ら届けて下さいます!
ありがたい!
編集長のサインがほしい方は本日午後を目指して来てください。
ツルハシブックスのニシダタクジ×古本いと本伊藤かおり
の対談が収録。
仕事を辞めようか悩んでいる人に
向けての熱いメッセージが収録されている。
僕の中での対談中の名言は
「感性は自覚なく死んでいく」かなあ。
自分の感性にウソをついて生きていくと、
感性が死んでいくっていう話。
あそこでいと本と共感できたのがよかった。
「本の逆襲」(内沼晋太郎 朝日出版社)
にも、
「本」や「本屋」のこれからがたくさん詰まっています。
ひとつ。
「本のある空間」で語られている
「本を介したコミュニケーション」
「本」が目的ではなく手段として使われるということ。
ここがすごく大切だと思う。
人は、本を読みたいのではなく、コミュニケーションがしたい。
わかりあえないのだとしても、なんとか少しでも相手を理解したい。
そういう思いを持つ人にとって、
本というのは極めて有効なツールとなり得るし、
本のある空間はそういう場になる。
「ビブリオバトル」(本のプレゼン大会)や
「ブクブク交換」(名刺交換のように本を交換する)など
本を介したコミュニケーションの場をたくさんつくっていくことが
求められていると思う。
一箱古本市は、
まちを舞台にしたコミュニケーション空間の提供だもの。
そうやって「本のある空間」をたくさんつくっていくことで、
冒頭の仙道のセリフのように
本の可能性が拓き、それと同時に人がアクションするきっかけが生まれ、
本を通して、人の可能性が開花していくのではないかと思うのだ。
「本のある空間」は「コミュニケーションのある空間」になり得る。
しかし、そこは、
「効率化」という波の中で、どんどん失われていったもの。
大型書店や図書館には、検索機が設置され、
シャイな僕なんかは店員さんよりに聞くよりも検索機で検索してしまう。
そこに、コミュニケーションは存在しない。
それは、ネット書店のほうがいいでしょう。
検索して、自宅へ配送。
超便利だ。
昨日、日経MJ(3月26日号)に載っていた
コスモスベリーズという成長企業の話。
ヤマダ電機の流通網を使って、
おもに高齢者向けに、電化製品を販売する。
ヤマダの流通網を使っているので、在庫を持つ必要はない。
ヤマダ電機の価格より5%~8%ほど高く設定しているのだが、
アフターサービスが必要な高齢者から支持されているのだという。
この店内写真がすごい。
これ、電器屋さんか?
なんかよくある、商店街活性化対策で
作られた居場所みたいな感じ。
ここではパソコン教室などが行われ、
高齢者とのコミュニケーション機会を増やしている。
こうして、インターネットの設定やトイレのリフォーム
換気扇の掃除や草刈りなどの有料サービスも行う。
今後は
料理教室を行ったり、食料品を取り扱うことも検討中だという。
「業種から業態へ」とコスモスベリーズの三浦会長は言うが、
それは、まさに高齢者とのコミュニケーションの場づくりから始まるのだ。
もしかしたら、その入り口に、「本」がなれるのかもしれない。
「本」「食」「農」というコミュニケーションツールを
地域に落とし込んでいくデザインが
いまこそ求められている。
「お前はまだその可能性を活かしきれてねえ」
と仙道が流川に言う。
1対1はオフェンスの1つの選択肢にすぎない。
そして、ルカワは、1対1に固執せずに、パスを出す。
そこから活路を見出していく。
そう。
それそれ。
パスを出すということ。
「本を読む」
あるいは
「本を買う」「本を借りる」
というのは、
「本」の可能性のひとつに過ぎない。
そんな思いが体現されている本
「HAB(Human and Bookstore)」
の第1弾、新潟編の最初の10冊が売り切れました。
本日27日の午後、編集長の松井さんがツルハシブックスに
追加の10冊を自ら届けて下さいます!
ありがたい!
編集長のサインがほしい方は本日午後を目指して来てください。
ツルハシブックスのニシダタクジ×古本いと本伊藤かおり
の対談が収録。
仕事を辞めようか悩んでいる人に
向けての熱いメッセージが収録されている。
僕の中での対談中の名言は
「感性は自覚なく死んでいく」かなあ。
自分の感性にウソをついて生きていくと、
感性が死んでいくっていう話。
あそこでいと本と共感できたのがよかった。
「本の逆襲」(内沼晋太郎 朝日出版社)
にも、
「本」や「本屋」のこれからがたくさん詰まっています。
ひとつ。
「本のある空間」で語られている
「本を介したコミュニケーション」
「本」が目的ではなく手段として使われるということ。
ここがすごく大切だと思う。
人は、本を読みたいのではなく、コミュニケーションがしたい。
わかりあえないのだとしても、なんとか少しでも相手を理解したい。
そういう思いを持つ人にとって、
本というのは極めて有効なツールとなり得るし、
本のある空間はそういう場になる。
「ビブリオバトル」(本のプレゼン大会)や
「ブクブク交換」(名刺交換のように本を交換する)など
本を介したコミュニケーションの場をたくさんつくっていくことが
求められていると思う。
一箱古本市は、
まちを舞台にしたコミュニケーション空間の提供だもの。
そうやって「本のある空間」をたくさんつくっていくことで、
冒頭の仙道のセリフのように
本の可能性が拓き、それと同時に人がアクションするきっかけが生まれ、
本を通して、人の可能性が開花していくのではないかと思うのだ。
「本のある空間」は「コミュニケーションのある空間」になり得る。
しかし、そこは、
「効率化」という波の中で、どんどん失われていったもの。
大型書店や図書館には、検索機が設置され、
シャイな僕なんかは店員さんよりに聞くよりも検索機で検索してしまう。
そこに、コミュニケーションは存在しない。
それは、ネット書店のほうがいいでしょう。
検索して、自宅へ配送。
超便利だ。
昨日、日経MJ(3月26日号)に載っていた
コスモスベリーズという成長企業の話。
ヤマダ電機の流通網を使って、
おもに高齢者向けに、電化製品を販売する。
ヤマダの流通網を使っているので、在庫を持つ必要はない。
ヤマダ電機の価格より5%~8%ほど高く設定しているのだが、
アフターサービスが必要な高齢者から支持されているのだという。
この店内写真がすごい。
これ、電器屋さんか?
なんかよくある、商店街活性化対策で
作られた居場所みたいな感じ。
ここではパソコン教室などが行われ、
高齢者とのコミュニケーション機会を増やしている。
こうして、インターネットの設定やトイレのリフォーム
換気扇の掃除や草刈りなどの有料サービスも行う。
今後は
料理教室を行ったり、食料品を取り扱うことも検討中だという。
「業種から業態へ」とコスモスベリーズの三浦会長は言うが、
それは、まさに高齢者とのコミュニケーションの場づくりから始まるのだ。
もしかしたら、その入り口に、「本」がなれるのかもしれない。
「本」「食」「農」というコミュニケーションツールを
地域に落とし込んでいくデザインが
いまこそ求められている。
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