2014年04月03日
PDCAではイノベーションは生まれない
「世界を変えるビジネスはたったひとりの熱から始まる」(丸幸弘 日本実業出版社)
科学者の企業チーム「リバネス」の社長の本。
興味深いところがたくさんある。
もっともインパクトがあったのはここ。
イノベーションを起こすのは「PDCA」ではなく「QPMI」
Q=Question:様々な事象から課題を見出す。
P=Passion:課題解決に対して情熱を抱く
M=Mission:課題をミッションととらえ、チームを作り取り組む
I=Innovation:チームの推進力により新たな価値の創出を目指す
の頭文字をとってQPMIサイクル。
すべては「問い=クエスチョン」から始まる。
そして最も大切なのはパッション、つまり情熱。
そこからミッションが生まれ、イノベーションが起こる。
そして、科学者は常に
このサイクルを回しているのだと言います。
研究テーマというQを持ち、
その答えをなんとかして見つけたいというP=情熱を持っている。
そして理系の研究はお金もかかるので
企業などとの共同研究にもっていくため、
共感を得るためにM=ミッションを掲げ、
それらがそろえば、あとはひたすら
試行錯誤してI=イノベーションを起こす。
そんなサイクルを持っている。
問いを持つ。
そこに情熱を燃やす。
イノベーションはそこから始まります。
やっぱり本を読んだり、町を歩いたり、いろいろ経験したりっていうのは
ものすごく大事だなあと思いました。
Posted by ニシダタクジ at 05:08│Comments(0)
│本
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