2014年04月21日
大事なのは「選択の結果」ではなく「選択の基準」
「ツキの正体~運を引き寄せる技術」(桜井章一 幻冬舎新書)
20年間無敗の男、桜井章一。
これは、麻雀の話だ。
しかし、深い。
そして、熱い。
特に第二章「すぐやる人」はツキまくる
が僕にとってはシビれる言葉だらけ。
冒頭から、
麻雀は1枚ツモったら、1枚捨てなければならない。
「何かを得たら何かを失わなければならない」という点と
「選択の連続である」という点で、
人生と似ているかもしれません。
なるほど。
たしかに似ている。
考えすぎずに、自分に素直になって、
自分の目で見極めたことを信じ、
いいと感じたほうを即座に選べばいいと思うのです。
~~~ここから引用
大事なのは「選択の結果」ではなく、むしろ「選択の基準」です。
(中略)
いわば、「自分の麻雀を貫き通すために、どの選択がベストか、ということです。
あがれないかもしれない、相手の手に振り込むかもしれない、
それでもそうした結果を恐れずに行うべき選択、それが「正しい手順」なのです。
常に正しい手順を打っていると、必ずツキが回ってきます。
金とか地位とか名誉とか、
そんなつまらないことを基準にしないで、
「本当の自分がまっとうに生きる」ということを基準にして、
いいと感じたほうを迷わずに選べばいいのです。
仮にそのときの勝負には負けたとしても、
そういう決断の積み重ねが、
あなたを確実に強い人間にしていくのです。
~~~ここまで引用
いいですね。
なんか、めちゃめちゃ真実。
このあと、
感性の大切さ、とか
バカになること、とか
捨てること、が書かれていて、ラストはこのように締めくくられます。
~~~ここからさらに引用
すべての局であがる必要はないのです。
ここだけはどうしてもあがりたい、という勝負どころで、
きっちりとあがりをものにすればいい。
そのために、どんなに手が悪くても、流れが悪くても、
それにふさわしい手順を打ちながら、ターニングポイントに向かって
力を溜めていくのです。
内容と勝負の関係を、私はこう考えています。
理想的なのは「よい内容で勝つ」こと。
次に望ましいのは、「よい内容で負ける」こと。
3番目が「悪い内容で負ける」ことであり、
最も下なのは「悪い内容で勝つ」こと。
(中略)
今は流れが向かずに負けているけれど、
ひるむことなく、正しい手順を堂々と打ち続けている人間。
長い人生の間に、どちらが強くなれるか、どちらに本当のツキが
回ってくるかは、言うまでもありません。
今の時代は、いわば流れが逆になっている状態なので、
最も価値の低い「悪い内容で勝つ」という現象が頻繁に起こっています。
そして、
「内容なんか関係ない。勝てばいいんだ。」
などと言う輩が大手を振って歩いています。
~~~ここまで引用
いいっすね。
なんか、現代社会の闇を鋭く突いている内容で
衝撃を受けます。
だからこそ、体にも心にも
「ナリワイをつくる」の時代なのですね。
内容よく暮らすということ。
ここから始まります。
最後に
20年間無敗の男が語る熱い一言を。
あがれなくても、振り込んでしまってもかまわないから、
「自分の麻雀」を打ち続けていく。
やっぱ、これですね。
「自分の麻雀」、打ち続けていますか?
Posted by ニシダタクジ at 07:08│Comments(0)
│本
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