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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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オーナーへメッセージ

2014年05月16日

「会員制オーナー本屋」をつくる

本日から始まる
イロハニ音楽祭の主演 
岡村翼くんが寄付サムライになっていだきました!!

「会員制オーナー本屋」をつくる

移動ブックカフェ「ツルハシ号」の
寄付侍にご協力いただいたみなさん
ありがとうございます。
来週末に、いよいよツルハシ号が
内野にやってくる予定です。

寄付侍人数・総額
162名434,500円の寄付をいただいています。

ツルハシ号の取得金額が
460,000円でしたので、
あと25,500円の寄付侍のご協力で
ツルハシ号は全額寄付で走ることになります。
あと一歩のご協力をお願いいたします!

僕が寄付についての価値観が変わったのは、
2009年1月。
シブヤ大学つくり方学科で、
日本ファンドレイジング協会の鵜尾さんの話を聞いてから。
(※ファンドレイジングとは「資金調達」のことで、寄付や年会費を募ることの総称です。)

「ファンドレイジングは、単にお金を集める手段じゃない。
ファンドレイジングは社会に対して問題の所在を理解させ、
変革を求めるという意味で、ミッション達成のために必要不可欠の活動なんだ。」

つまり。
ファンドレイジング(寄付)とは、コミュニケーションなんだ。

その後、2冊の本を読む。

「会員制オーナー本屋」をつくる
「ファンドレイジングが社会を変える」(鵜尾雅隆 三一書房)

そして、フローレンス駒崎さんの
「会員制オーナー本屋」をつくる
「社会を変えるお金の使い方」(駒崎弘樹 英治出版)

「問題への共感と、解決策への納得」
そして、
「寄付は投資であり、投票だ」と言っている。

経済的行為(お金を払うということ)は
等価交換であると僕は思う。

それがその瞬間、成就するか、
そののちに、じわじわと効いてくるのか、
あるいは気持ち的にプラスになるのか、
それはそれぞれの人とシーンによって違うだろうけど、
基本は等価交換であると思う。

だから寄付も等価交換であるという前提だ。

AKBの総選挙のために、
たくさんのCDが売れるというのも、
あれは参加型のコミュニケーションを大規模にやっているということだ。

ああいう感じで、
「共感から始まる投票行動としの寄付」ができないだろうか。

ツルハシブックスは、
昨年9月に、新潟市から受けていた家賃補助の期間が終了し、
財政的には非常に厳しい状況となっている。

このままでは存続していていくのが難しい。
僕たちはそれをみんなに問いかけることにした。
3月の3周年のときに「公開経営会議」を行って、
共演者のみなさんに現状を公開し、できることを考えた。

そこで出てきたアイデアが
・屋台などの場所貸し:販売用屋台を
土日祝1日2,000円(平日半額・学生500円引)で貸し出す。
お店内にお店を出す。
http://tsuruhashi.skr.jp/space.html

・一口オーナー「ヒーローズ」:月額1万円で、
ツルハシブックスのお店を貸し切り、イベントをしたり
3Fのコワーキングスペースを使うことができる。

・ツルハシファンクラブ:月額1,000円の
有料ウェブマガジン「つるこぽん」に登録・購読する。
http://tsuruhashi.skr.jp/fc.html

これらの収益で
月額200,000円を生み出していけば、
ツルハシブックスは存続できる。
そしてそれを7月中をメドに、実現していくことを確認した。

5月1日からスタートして、
「ヒーローズ」はすでに5名が申し込んでいる。

ウェブマガジンは1日と15日に発行なので、
昨日第2号が発行された。
http://tsuruhashibooks.publishers.fm/

このパブリッシャーズというシステムは、
有料のウェブマガジンの発行システムなのだが、
NPOの会員の決済システムとしての利用も想定してあり、
許可されると手数料が半分になる。

会社独自でクレジットカード決済のシステムを
いれるのは、手数料や個人情報保護のセキュリティの
問題から非常に難しかったので、
このようなプラットフォームはとても助かる。

月額1,000円のウェブマガジンというのは、
だいぶ価格的には高い。
紙の雑誌であれば、
2~3誌くらい買うことができる。

しかし。
これをファンクラブとしての会費だと考えればどうだろうか。

応援したいという気持ち。
あるいは共感できる人たちとつながれる場として。
そのようなものとしての月額1,000円は、
人生をより豊かにしてくれるのではないか。

3月に、ある大学の先生に、
「無形のものを売るビジネスは危険だ」と言われた。
しかし。
ディズニーランドやリッツカールトンだって
無形の何かを売っているのではないか。

ツルハシブックスが
月額1,000円で発行するウェブマガジンに
1,000円の意味づけをするのは、
運営者サイドだけではなく、読者サイドも一緒だ。

というか、ツルハシブックスそのものが
運営者とか読者とか、
一方向のメディアをそもそも目指していないだろう。

僕がもし、東京在住でツルハシブックスのファンだとしたら、
「東京・ツルハシブックス」みたいなイベントを
月に1度程度夜な夜ないろんなお店で開催して、
「本」について語り合ったり、新潟行ツアーの相談したり、
そんなことで盛り上がりたいなあと思う。

「共演者になれる本屋」

月額1,000円の価値をともに創っていきたい人たちと、
一緒に、これからのツルハシブックスを創っていきたい。

最後に山崎亮さんの「まちの幸福論」のラストから引用したい。

「自分の未来が変わったからといって、日本の未来が変わるとは限らない。
しかし、変えようと努力することによって自分の未来がより良いものに変わる可能性は高い。
そして、変えようとする努力が集まると、本当に日本の未来が部分的に変わることになるだろう。

僕たちはまさにそういう時代を生きている。
「でもやっぱり時代なんて変わらないよね」と笑うこともできるし、
「やってみようぜ」と肩を組むこともできる時代だ。

僕は「やってみようぜ」と思える人たちと
肩を組んで生きていきたい。
それが僕にとっての幸福だから。」

一口オーナー「ヒーローズ」と
ファンクラブ会員制度の仕組みが完成すれば
全国どこでも、「ツルハシブックス」のような本屋さんは
作ることが可能です。

ツルハシブックス一口オーナー「ヒーローズ」
http://tsuruhashi.skr.jp/space.html
そして
ツルハシブックスファンクラブ
http://tsuruhashibooks.publishers.fm/

で待ってます。

やってみようぜ!

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Posted by ニシダタクジ at 07:08│Comments(2)日記
この記事へのコメント
ホリエモンのメルマガが864円なので、1000円のメルマガは高い!?と思ってたのですが、共感する、応援するその気持ち、ということなら納得です。
私もさっそく登録します!がんばれ!
Posted by 西区大好き! at 2014年05月16日 12:34
西区大好き!さん

コメントありがとうございます!
ホリエモンのメルマガ864円でしたか。
1080円(税込)のメルマガはかなり高額ですね。情報の先にある何かと交換できる仕組みをつくりたいです。ありがとうございます。
Posted by ニシダタクジニシダタクジ at 2014年05月17日 06:03
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