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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年05月27日

キーワード・ドリフト

キーワードを持つ。
ここから始まるのかもしれない。

やりたいこと。
やるべきこと。
できること。

この3つが重なるところに
天職はあるというが、
そこにたどり着くまでには長い時間と思考が必要だ。
まずは「キーワード」を探してみること。
あるいは自分がヒットするキーワードを考えてみること。

僕の心を
最初にとらえたキーワードは、

「地図に残る仕事」だった。
キーワード・ドリフト

たしか、中学2年生の瀬戸大橋開通のとき。
バブルの絶頂でTVには大手建設会社のCMが流れまくっていた。
その一つの会社のキャッチコピーが「地図に残る仕事」だった。

次に僕の心をとらえたのは、
「沙漠緑化」だった。

キーワード・ドリフト

図書館で目に留まった1冊の本に
心がときめいた。
「沙漠緑化」は、スケールの大きい「地図に残る仕事」なのではないか、
と鳥取大学農学部が第一志望になった。

勉強しているうちに、課題だと感じたキーワードは「環境問題」だった。
オゾン層破壊、地球温暖化、生物種の絶滅、食糧危機・・・
そんな地球的規模の課題にどう対処していくのか?
が関心ごとになった。

大学に入って、
環境の本を読み続けて、
環境問題の本当の原因と本当の課題
について思考するようになった。

「どれだけ消費すれば満足なのか?」
キーワード・ドリフト
に示された「消費が増えても幸せにはならない」というデータと
TVでやっていたブータン王国のGNH(国民総幸福量)という思想に、
問いが深くなった。

「豊かさ」とは何か?
そして本当の課題とは、「当事者意識」の欠如だと思った。
誰も「消費を増やすことが幸せだ」と自覚しているわけではないのに、
消費を拡大させているのだ。

「当事者意識」の欠如こそ、
環境問題の根本原因であり、人の不幸の源泉であると思った。

まずは
「豊かさ」を表現したいと思い、まきどき村をスタート。
(今考えるとそう言えるけど当時は説明不可能だった。)

「人生最高の朝ごはん」は
今食べても「人生最高」の味がする。

新潟市西蒲区福井(旧巻町福井)
たまたまこの地域に畑をスタートさせた僕が気がついたのは、
地域の人たちの地域愛である。

古民家を保存活用する旧庄屋佐藤家保存会、
ほたるを復活させてきた巻町ほたるの会
川の美化をする「矢垂くらぶ」など、
たくさんの地域団体が活動していた。

「地域」「コミュニティ」が僕のキーワードになった。

僕が住んでいたのは
旧巻町の中心部(JR巻駅近く)だったので、
その地域をフィールドに
子どもの遊び場づくりなどをやっていた。

そんなときに
不登校の中学校3年生男子平井くんと出会い、
僕は若者と共に悩み、共に未来を見つめる仕事がしたいと思った。
それが今の「野山塾」につながっている。

カタく言えば「教育」「地域内教育」がキーワードとなった。
そのキーワードを少し広げたのが
「起業家留学」、大学生の地域企業でのインターンシップの
プログラムづくりだったのだろう。

やっているうちに、
「キャリア教育」「キャリア支援」というキーワードが出てくる。

そして、
自分のお客とは誰か?
というドラッカーの問いに立ち戻ると、

企業でインターンを6か月もやるような
バイタリティのある大学生ではなくて、

「やりたいことがわからない・・・」
とひとりで部屋で悩んでいるような大学生高校生中学生こそ
アプローチしたいと思った。

結果として僕は本屋さんになった。
商店街の中にある本屋さんになった。

キーワードに「本」が加わった。
そして、生み出す価値は「偶然」だ。

キャリア・デザインという
目的逆算型のキャリア形成だけではなく、
キャリア・ドリフトという
試作型のキャリア形成方法との
組み合わせで自らのキャリアを形成していくということ、

そして商店街や離島、中山間地といった高齢者地域で
大学生が役割を果たしていくことで
地域にも大学生にも得るものがあるプログラムを作ることができると思っている。

いまのキーワードは
「本屋」
「成長思考と才能思考」
「価値観」
といったところか。

キーワードをドリフトする。
まずはここから始めてみよう。

未来は言葉と手のひらの中にある。

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Posted by ニシダタクジ at 06:05│Comments(0)足跡
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