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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年06月29日

50年間だけの成功モデル

「専業の時代はわずかこの50年だけだ。」
伊藤洋志さんのこの一言は重い。

50年間だけの成功モデル
「ナリワイをつくる」(伊藤洋志 東京書籍)
50年間だけの成功モデル
ツルハシブックスは「にいがたナリワイ研究所」です。

伊藤さんは、
梅農家を手伝って販売を代行したりする
「ナリワイ」づくりを全国各地で提唱している。

田舎でこそ「ナリワイ」をつくることが可能だ。
ナリワイのタネがいっぱい詰まっている。

きっと、
就職活動の根本的矛盾はそこにある。

多くの人が「会社員」として生きられた時代は
わずかにこの50年だけのことだ。

「日本株式会社」が
国を挙げて製造業にシフトし、
工業製品をつくり、国内や海外に売り続けた
この50年だけのことだ。

しかし、
50年というのは人の一生に比べるとあまりにも長い。
現在65歳の人が
15歳の時から、そのような世の中にシフトしているのだ。

しかし。
長い人間の歴史で見れば、
半世紀など、一瞬の出来事に過ぎない。

そして、
本屋に来て、話をしていく
大学生たちが感じている何とも言えない「もやもや」したものとは、
いったいなんだろうか?

僕は、そのもやもやの正体は
「効率化」だと思う。

日本全体が製造業にシフトした50年間。
製造業にとって、「効率化」は絶対の正義であった。

いいものを、安く、早く、大量に作り、大量に売る。
これこそが利益を最大化した。

いいものを、高く、少なく、わかる人に、
というビジネスを成り立たせることもできたのかもしれないが、
それでは「会社員」という「雇用」は生まれなかった。

そして、その
産業界の要請に応えるように、
教育システムが出来上がっていった。

早く理解して、覚えて、実行する。
それができるような人材を大量に生み出していくことが
教育の使命となった。

そして失われたものが
2つのソウゾウリョクだった。

「想像力」と「創造力」。

これらは、「効率化」にはそぐわない。

きっと商品開発部門の人たちは、
そのような能力が求められたのかもしれないが、
現場レベルでは、想像力と創造力を発動させる機会はほぼなく、
考えるだけ「ムダ」、つまり非効率的である。

しかしながら。
ここ10年。
社会は劇的に変わってしまった。

大規模製造業のリストラのニュースを耳にするし、
「効率化」で伸びてきた飲食チェーン店の
経営が苦しくなった。

経済団体は、
自分で考えて率先して行動する人材
だけがほしい、と言う。

時代は変わってしまった。
お客も変わった。

チェーン店で食べるよりも、
こだわって作った商店街のものを食べたいと
思う人もだんだんと増えてきた。

50年間だけの成功モデル
昨日、行われた飯塚商店での「うちのまち なじみのお店 ものがたり」でも
お米のいろいろな話を聞いたあとに食べるごはんは格別だった。

「効率化」とは、
わずか50年だけの成功モデルだったのだ。

これからは
ひとりひとりに2つのソウゾウリョク、
想像力と創造力が求められる時代だ。

だからこそ、
大学生は、高校生は、中学生は本を読まなければならない。

「ナリワイをつくる」のサブタイトルは
「人生を盗まれない働き方」だ。

本という
非効率的なメディアにこそ、
2つのソウゾウリョクのタネが眠っているのだ。

答えのない時代に突入しているいま。

ひとりひとりが、
2つのソウゾウリョクを発動させ、
自らが未来を発明していかなくてはならない。

コンピューターと言えば、6畳くらいの部屋を埋め尽くすくらい大きかった時代に、
パソコン(パーソナルコンピューター:1人1台のコンピューター)というコンセプトを
語り、実現したパソコンの父、アランケイの言葉を、
きのう飯塚商店に来てくれた、就活中の片桐くんに贈ります。

「未来を予測する最良の方法は、自ら未来を発明することだ。」

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Posted by ニシダタクジ at 07:31│Comments(0)日記
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