2014年08月31日
本屋をやることは人を好きになること

仙台にブックカフェ「火星の庭」がある。
2000年オープンなのですでに15年目だ。
http://www.kaseinoniwa.com/
すごく素敵な空間を作っていて、
居心地がよくて、3回も行ってしまった。
そして、この本。

「ブックカフェのある風景」(前野久美子 仙台文庫)
この本の中の一節にときめく。
「自分が古本屋をやると想像したとき、
気が付けばテーブルと椅子があった。
何の自信も経験もないけれど、
ヨーロッパで過ごしたブックカフェの心地良さだけは
しっかりと体にある。
そこに流れていた空気を今度は自分の住む街に
作りたいと思った。」
いいねえ、いい。
自分が思う「居心地の良い場所」を
自分の体が覚えていて、それを再現したい、といって
店ができていく。
そんな前野さんが大好きなミュージシャン友部正人さんの言葉。
「自由に生きることは自由に働くこと。
僕の仕事は歌うこと。
歌うことは人を好きになること。」
だから、前野さんにとって
ブックカフェをやることは人を好きになること。
いいなあ。
そうそう。
僕たちにとってもそう。
本屋をやることは人を好きになること。
いいですね、こういうの。
仙台で素敵な風に吹かれてきました。
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