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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年09月07日

サードプレイスとしての本屋

スターバックスはコーヒーを売っているのではない。
「第三の空間(サードプレイス)」を売っているのだ。

家でも職場でもない、サードプレイス。
そこで、ある人は学び、ある人は友人と対話をする。

僕は、スターバックスの心地よさは、
もちろんそこに刻まれたミッションの存在は大きいだろうが、
もうひとつ、そこに集まる人の
「目的の多様性」が挙げられる。

武雄市図書館
http://hero.niiblo.jp/e302022.html
「分断から共存へ」(2013年11月17日付ブログ)

の心地よさは、
絵本を読み聞かせている人たちと
図書館で本を選ぶ人たちと
雑誌を立ち読みする人たちと
スターバックスで会話を楽しむ人たちと
目標に向かって一心不乱に勉強する高校生たちがいる。

同じ空間に多様な目的を持つ人が同時に存在している、
つまり空間を分かち合っていること。

これが心地よさの原点であり、
僕自身がもっとも居心地の良さを感じる瞬間である。

そして、あれだけの数の高校生たちがいるということは、
中学生高校生にとっての
居心地の良い場所として機能していることを意味している。
少なくとも「勉強したい場所」であることは間違いない。

塩尻図書館のある「えんぱーく」も
勉強していない高校生が遊びに来るという意味で、
素晴らしい場所だった。

ツルハシブックスという空間にも
週2回ペースで遊びに来る
中学生2名と高校生2名がいる。

男子中学生2人は、
基本的にはマンガをひたすら読んでいるが、
たまに、一言二言、会話を交わす。

ひとりは、奥のテーブルで黙って読むし、もうひとりはソファの横で
読んでいて、話しかけられると反応している。

女子高校生2人のうちひとりは、
基本、スマホをいじっていて、
話しかけられると話す程度で。
もうひとりは、そこにいる大人たちと
積極的に会話している。

それらはもはや風景といっていいくらい日常化している。

彼ら、彼女たちは、「本屋」に来ているのではない。
なぜなら。
ここ数か月の購入冊数は古本を含めてゼロだからだ。
地下に行くこともなく、本棚を見ることもない。(笑うところだ)

彼らは、
「サードプレイス」に来ているのだ。

野山塾もそうだ。
勉強することをベースには置いているが、
ほかの学校の子や大学生たちと話をすることにも楽しみがある。

「サードプレイス」を切実に必要としているのは、
大人たちではなく、中学生・高校生だ。

学校と家。
先生と親。
それ以外の人たちと「ともに共有する空間」
を求めているのだ。

みなさんには、なかっただろうか?

僕には、地元の駅前に小さなたこ焼き屋があった。
そのおばちゃんが話を聞いてくれた。

かつて「駄菓子屋」は子どもたちのサードプレイスだった。

内野駅前に、お店を出すとき、
「地域の拠点となるような」ということに
重点を置きすぎて、あぶなく駄菓子屋になるところだった。
「人が集まる」と言えば、駄菓子屋でしょう、みたいな。

でも僕たちは本屋になった。

本屋だったから、山田正史さんにも出会えた。
本屋だったから、Sくんのような中学生が1時間ひたすらマンガを読み続けることができた。
本屋だったから、Mちゃんのような高校生がスマホをいじるために学校帰りに寄れる場所になった。

昨日は、これから就職活動を迎える
Wさんが遊びに来てくれた。

「仕事が楽しみになるような1冊を選んでほしい」
そんなオーダーだった。

サードプレイスとしての本屋
ふと浮かんだのは
西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」だった。

「サインがほしい」ということだったので、
メッセージ付のサインを書いた。

「就活」は価値観を磨くチャンス。

本屋さんというサードプレイスが
あなたの住む町にもあったら楽しいと思わないだろうか?

そして、あなたも、
ツルハシブックスというサードプレイスをつくる
共演者にならないだろうか?

ツルハシブックス=ニシダタクジではなく、
一口オーナー「ヒーローズ」と
劇団員ひとりひとりのものに変わります。
そのほうが素敵なサードプレイスを創れるはずです。

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ツルハシブックスという舞台を共に演じてくれる劇団員を募集しています。

月額 1,080円
支払方法 クレジットカード決済または店頭6か月払い、1年払い、または銀行振り込み

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Posted by ニシダタクジ at 05:23│Comments(0)思い
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