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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年11月03日

何に向かって走ってきたのだろう

何に向かって走ってきたのだろう。

そんな問いがぼんやりと浮かぶ
連休中日の夕方。

降ったり止んだりのあいにくの天気で
タダでさえ、連休の真ん中の日は
お客さんが少ないのに、
ぽつりぽつりとくる程度。

ソトコト2月号を見てきたという
新潟大学卒業生の東京の4人組が朝来店して、
テレビを見てきたという新発田からの
大学生2人組が夕方に来店。

新大の仁美ちゃんと
毎週来るようになった
小学6年生2人と5人で女子会カタルタ
恋愛トークで盛り上がる。

新発田の2人は帰ってしまったけど、
そのあとに近所に住んでいるののかちゃん(中1)が来て、
消しゴムハンコを作り始めた。
小学生にも教える。

そこに近所のおじさん、西尾さんがやってきて、
消しゴムハンコで屋台をやったらどうか?
と聞く。

100円ショップの消しゴムハンコを買ってきて、
6等分して、ハンコつくり体験を100円で売る、
これはなかなかいいアイデアだ。

それはやったほうがいいな、と
僕は昔買っていた消しゴムハンコの本を
彼女にプレゼントすることにした。

これがツルハシブックスの日常だ。

「何に向かって走ってきたのだろう?」
と問いかければ、
そんなプラットフォームを作りたかったんだろうなあって。

1994年に農学部に入学し、直後に絶望に襲われた。
「もう、手遅れだ。」そう思った。
環境問題を学びたくて大学に入ったが、
知れば知るほど、絶望的なデータが待っていた。

そこから、なぜ?
の探求が始まった。

なんのために、人は大量生産・大量消費・大量廃棄しているのか?
そしてなぜ、誰に幸せになっていないのか?
経済成長していない途上国の子どもたちの
目がキラキラと輝いているのはなぜか?

アランダーニングの
「どれだけ消費すれば満足なのか?」は、
僕にとって、絶望でありながら、人生においては一筋の希望であった。
「所得が2倍になっても、幸せだと思う人の割合は変化していない。」

そのデータは、幸せとは何か?
と問いかけるに十分だった。

大量消費社会に生きることを余儀なくされた
団塊の世代は、大いなる物語(たとえば、日本の経済成長)
を描き、共有し、個人個人の思考停止を促すようなシステムの中で生き、
消費し、廃棄してきた。

いまの40代後半~50代のバブル世代を経て、
大学卒業時に「就職氷河期」と言われた
僕たち団塊ジュニア世代へとうつる。

「豊かさとは何か?」
常にその問いが胸にあった。

1996年。
生まれて初めて畑でサツマイモを育てて収穫した。
「これこそが豊かさ」だと直感した。
それを表現したくなった。

1997年。
就職活動中に決断をした。
畑をやるということ。
就職しないということ。
まともな人生は歩かないということ。

1998年。
大学院に進学。
猶予期間が1年だけほしかった。
自然農の川口由一さんに出会い、
全国の川口さん系自然農の農家さんたちを巡る旅に出た。

1999年。
まきどき村をスタート。
「人生最高の朝ごはん」は
まもなく16年目のシーズンを終える。

2002年。
中学校3年生シンタロウに出会った。
彼との出会いが、僕をプラットフォームづくりへと導いた。

「地域の中学生高校生と多様な大人が出会える場をつくる」と
NPOを設立したはいいけど、方法論がわからない。

子どもの遊び場、学習塾、
大学生のインターンシップ事業を経て、
2011年に本屋になった。

3年が過ぎ、ふと気が付くと、
小学生・中学生・高校生が日常を過ごす
場所ができていた。

あれだけアクションしても分からなかった
方法論がいつのまにかできていた。

「新刊書店」であるということ。
何も買わなくても居られる場所であること。

それでいて、
閉じた空間であるわけではなく、
書店であるからこそ、
新しい人の流れが常におこり続ける。

そして地下で本を発掘することで、
新たな出会いが起こり、
新しい道が見えていく。

きっと、そういう場所を作りたかったのだろう。
きっと、そういう場所に向かって走ってきたのだろう。

そんな問いかけをした、
のんびりした連休真ん中の日でした。

今日は、

「僕たちはこれから何をつくっていくのだろう」
でも読もうかな。

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Posted by ニシダタクジ at 06:01│Comments(0)言葉
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