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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年11月12日

知るべき絶望と観光客のすすめ

知るべき絶望と観光客のすすめ

僕の趣味は電車の中で本を読みながら、
メモ代わりにツイートすることなのですが、
昨日はツイートしたくなることの多い本に2冊出会いました。

「街場の戦争論」(内田樹 ミシマ社)
「弱いつながり~検索ワードを探す旅」(東浩紀 幻冬舎)

「街場の戦争論」は、ミシマ社渾身の一冊。
出版社の役割の醍醐味を感じさせます。

僕も不思議だったんです。

憲法改正、9条を変える、
と言っていたはずなのに、
いつの間にか、解釈改憲という謎の手法に替わっていた。
その謎を解く鍵のヒントががこの本には詰まってます。

それにしてもスルドすぎて、凹みますよ。
そこにはただ、絶望しかない。

内田さんの本はいっつもそうなんですが、
うんうん、そうだよね。
って思うのだけど、
その後の方法論を自分が持っていないと、
ただ凹むだけで終わってしまうなあと。

じゃあ、自分はどうするのか?
考え、行動できる人じゃないと、
受け止めるのがつらいんじゃないかな。
マクロの流れにはもう逆らえないんじゃないかと感じてしまう1冊でした。

ただ、絶望のどん底から希望は生まれてくると
僕も信じていますので、何かが始まる前触れなのでしょう。

「弱いつながり」は世界や日本の流れではなくて
個人の人生のゆくえみたいなものが描かれていて、

ネットは
広く浅いつながりをつくると思われているけれど、
本当は強い絆をどんどん強くするメディアとなっている。

フェイスブックやミクシーでは、
既存の友人関係を維持するために、
さまざまな「作業」(いいね!を押す、オフ会を開くなど)
が発生していて、狭い絆をどんどん強化してしまう。

しかし、
アメリカの社会学者であるマーク・グラノヴェターが
1970年代に提唱した「弱い絆(ウィークタイ)」によると、
ボストン郊外に住む300人弱の男性ホワイトカラーを
調査すると、

多くの人がひととひとの繋がりを用いて職を見つけている、
しかも高い満足度を得ているのは、
職場の上司とか親戚とかではなく、
「たまたまパーティーで知り合った」といった
「弱い絆」をきっかけに転職したひとのほうだという。

つまり、自分が転職を考えているとして、
友人や同僚はみなあなたの現職を知っているし、
性格や能力を知っている。
だとすればどうしても予測可能な転職先しか紹介しない。

それに対して「パーティーでたまたま知り合った人」は
あなたのことは何も知らない。
知らないからこそ
まったく未知の転職先を紹介してくれる可能性がある。

だから、
人生の充実のためには強い絆と弱い絆が必要なのだ。

そして著者は、
「弱い絆」を得るために旅に出る。
それは、検索ワードを探す旅なんだと言います。

旅は自分ではなく、検索ワードを変える。
だから新しいものと出会い、
結果、人生が動き出していくのだと。

そして、「観光客」として生きていくことを提案しています。

観光客の5つの心得

1 無責任を怖れない
所属するコミュニティに縛られずに
観光客=お客さんになってそれを楽しむ。

2 偶然に身をゆだねる。
情報の固定化をふせぐために
旅をしたときには普段なら絶対にしないことをする、買わないものを買ってみる

3 成功とか失敗とか考えない
人生は一度きりだから今ある場所でベストを尽くす。

4 ネットには接続しておく
旅先で新しい検索ワードを得たときにすぐに検索し、行動する。

5 しかし無視する
ネットには接続すべきだが日本の人間関係は無視する。
ツイッターやフェイスブックスはOFFにしておく。

と。
村人ではなく、観光客としての生き方を語っている
非常に面白い一冊でした。

マクロとミクロの2冊。

読んでみて、じゃあ、私はどう生きるか?
そんな問いが生まれてくる本たちでした。

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Posted by ニシダタクジ at 07:38│Comments(0)
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