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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2014年12月18日

偶然をつかむ就職活動

偶然を計画せよ。

アメリカ・スタンフォード大学・クランボルツ博士が
たどり着いた望ましいキャリアのつくり方。
「計画された偶発性」理論だ。

偶然をつかむ就職活動
昨日はjobwebの佐藤孝治さんに
久しぶりにお会いしてきた。
あんまり久しぶりな感じもしないのだけど。

15年前の王子の朝活を思い出し
いい空気感。

でも今度は20代半ばの無謀な自信ではなくて、
根拠のある自信。

http://www.jobweb.jp/
jobwebは、1996年。
就職活動のためのメーリングリストサービスから始まった。

ウインドウズ95の時代。
当然、SNSなどは存在せず、ダイヤルアップで接続ごとに
通話料がとられるネット環境の中で、
大学生のインフラは、メールだけだった。

jobwebは
就活生同士の情報交換をするための
業界別のメーリングリストサービスを開始し、
情報交換をしながら、孤独な就職活動を戦っていた。

あれから18年の時が過ぎ、
「jobwebプロフィール」がサービスイン。
http://www.jobweb.jp/
↑大学生はコチラから登録を。

一言でいえば、
「1年生から就職を真剣に考える大学生のためのSNS」だ。
プロフィール・実績を登録しておくと、
企業からオファーが突然来ることがあると言う。

そして、就活をしている人同士がプロフィールを見て、
同じ関心、興味を持っていると判断すると、
そこでフォローして、情報交換が始まる。

そこには「偶然」があるのではないか。

1か月ほど前のブログに、
東浩紀さんの「弱いつながり」を紹介したが、
http://hero.niiblo.jp/e457179.html

この本で指摘されているように、

ネットは広く浅いつながりをつくると思われているけれど、
本当は強い絆をどんどん強くするメディアとなっている。

フェイスブックやミクシーでは、
既存の友人関係を維持するために、
さまざまな「作業」(いいね!を押す、オフ会を開くなど)
が発生していて、狭い絆をどんどん強化してしまう。

これを打破していくのが、
「就活」といった幅広いけど、
年齢層を絞ったテーマコミュニティなのかもしれない。

言うなれば、
facebook以上、twitter未満の
オープン度を持ったSNSが必要なのではないか。

jobwebプロフィールは、
「就職活動」という時限的であるが
密度の濃いコミュニケーションをすることによって、
「弱いつながり」でありながら、濃い人間関係と人間的成長を
もたらしてくれるSNSであるのではないか。

そして、もうひとつの特徴は、
就活で重要視される「大学外での活動」を記入する欄が
たくさん設けられていることだ。

1年生から地域の活動に参加し、
学んだことを1000字で要約して、記入しておく。
一部の大学が取り組んでいる
「ポートフォリオ」がオープンな情報として開示されていくのだ。

就活に何が効くのか?
そこに答えはない。
採用担当者次第であると言えるだろう。

もしかしたら、
高齢者向けのサービス業を志向している会社であれば、
地域のお祭りを2年間ガチで手伝っていた、
のようなプロフィールがヒットするかもしれない。

そして、何よりも、
そんな切磋琢磨する学生同士が、
地理的条件を超えて、つながることができるのだ。

たとえば新潟に住んでいても、
同じ業界を目指していたり、
かつて同じ団体でボランティアをしていた、
というような「弱いつながり」を活かし、つながることができるからだ。

これは、jobwebのサービス開始当初の
メーリングリストの精神につながっている。

ひとりで戦うのではなく、
学生が横のつながりを生かして、
就活というシステムに挑む。

偶然をつかむ就職活動
「就活廃止論」(PHP新書)を書いた
佐藤孝治さんだからこそ、たどり着いたシステムだと思う。

というわけで、
jobwebプロフィールの
新潟営業部長を拝命いたしました。

http://www.jobweb.jp/
大学1年生から真剣に就職を考えているあなたへ
(もちろん2年生、3年生もOKです。)
このサイトを届けます。

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Posted by ニシダタクジ at 08:35│Comments(1)就職
この記事へのコメント
これまでの長い道のりを共有しているからこその、ジョブウェブプロフィールのご紹介に、胸が震えました。

いろんなチャレンジをして、たどり着いた新しいチャレンジです。一緒に日本の就活を本質的なものに変えませんか?
Posted by 佐藤孝治 at 2014年12月18日 08:57
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