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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年01月09日

ソーシャルの始まりは自分という「個」の思い。

ソーシャルの始まりは自分という「個」の思い。
「ソーシャル・エコノミー」 (阿久津聡他著 翔泳社 2012.9発行)

こんな本があったんですね。
時代は、ゼロ年代の
「エクスペリエンス・エコノミー(経験経済)」から、
「ソーシャル・エコノミー」への変わっているそうだ。

まだこれから読み進めるのだけど、
冒頭で面白かったので、一部抜粋する。

「ソーシャルの始まりにあるのは、
自分という「個」の思いだ。
求められるのは常に一人称的な「個」の気迫」

なるほど。

AKBのマーケティングで
意識されているのは、
常にそこ、一人称的接し方なのだという。

テレビというメディアしかなかったとき、
人は、テレビによって、何かを共有できた。

今はテレビを見ながら、
「パンくわえダッシュ、キター」
とツイッターでつぶやき、そのリアクションを楽しむ時代。

著者によると、
経済の変遷はいま、第5段階にあるのだという。

「農業経済」
「産業経済」
「サービス経済」
そして
「経験経済」

その先に
ソーシャル・エコノミーがあり、
その欲望は、
「和の共創費」というキーワードで表されるという。

「和」仲良く、調和がとれたカタチで、
「共」個ではなく、「和」のある仲間で、
「創」与えられるのでなく「和のある仲間」と創り育てることを楽しみながら、
「費」つくったものを「和のある仲間」、自分たちで消費する。

ここで、「和のある」というのが重要で、
かつてのムラは地縁で結ばれていて、
「和」以前にまず、地域を支えるもの同士としての結束が求められ、
そこには当然「しがらみ」も漂っていた。

だから、みな、都会に出て行った。
都会は「個」が最大限発揮できる場だと思われてきた。

しかし、それは孤独を生み、
「つながりたい」と思うような人たちを生み出した。
かつて、その役割をテレビが果たした。

ゲツク(月9)のドラマをみんなが見て、
主題歌のCDは100万枚売れた。(僕も買っていたひとりだ)
しかし、いまはソーシャルな時代だ。

エクスペリエンス・エコノミーも
ゼロ年代の後半から徐々に飽きられてきた。
著者はソーシャル・エコノミーに徐々にシフトしていく、
という。

なるほど。
これ、きっとツルハシブックスがやろうとしているやつですね。

「舞台」とか「劇場」とかって言うと
経済学者からは、
「まだエクスペリエンス・エコノミーの話してんのか?」

って笑われてしまうかもしれないけど、
しかし、その作られ方は、
まさに和の共創費
によって作られているのだなあと。

主体的なファンクラブ「劇団員」や
一口オーナー「ヒーローズ」、
店番をやる「サムライ」たちによって
成り立つ「劇団員がつくる本屋」

を作っているのだなあと。
そういう意味では、
地方経済モデルとしてはだいぶ新しいことにチャレンジしているのかもしれませんね。

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ソーシャルの始まりは自分という「個」の思い。

これが見本です!
ケータイとかSNSとかも入れられます~。

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Posted by ニシダタクジ at 06:58│Comments(0)学び
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