2015年01月31日
ラボラトリーだという自覚
さらに昨日のつづき。
「面白法人カヤック 会社案内」(柳澤大輔 プレジデント社)
面白いですね。
さすが、面白法人と名乗るだけのことはあります。
伸びている会社というのはその理由があります。
カヤックの主力事業であるウェブ事業は、
You Tubeやmixi、twitterなどもそうですが、
そのようなサービスは大ヒットしたものは
記憶に残りますが、サービスを開始されては消えていくものもたくさんあります。
企業における戦略とは、競争優位性のこと。
事業領域において、経営戦略に沿った形で
優位性を考えていかなければなりません。
カヤックの優位性は「新しいものを生み続ける」ということ。
そのために、カヤック内には、
「BM11」ブッコミイレブンという
新規事業開発のラボラトリーがあります。
ブッコミイレブンの3か条はこちら。
ひとつ、Ultimate Positiveであれ!
=究極のポジティブシンキング
ひとつ、納期は常にAs soon As Possible
=今すぐ
ひとつ、Give&Giveの精神であれ。
=とことん与え続けよ
ラボラトリーで大切にされているのは、
「とにかく数を打つ」ということ。
次から次へと新しいものが
生まれてくるこの世界では、
誰かのちょっとした思いつきを
いかに早く、数多く具現化するかが勝負です。
2007年の初年度から77個の新規事業を生み出しました。
カヤックは、
毎年どれくらい新規事業を生み出すことができたか、
「数」にこだわるインキュベーション組織を目指しています。
まるでシナリオのない即興芝居「インプロ」のような。
カヤックは「計画性を持たない」ことを大切にしています。
即興演劇という場においては、
計画性のない状態をリラックスして楽しめば楽しむほど、
面白いものが生まれるそうです。
インプロの第一人者、今井純さんの
「自由になるのは大変なのだ インプロ・マニュアル」(論創社)
には、即興を楽しむためには2つの条件が必要なのだと書かれています。
ひとつ目は、
自分で壁をつくらないということ。
自分を信じて、自由になる、恥ずかしがらない、失敗を恐れない。
ふたつ目は、
周囲の協力です。お互いを信頼し、周囲がその人の出したアイデアに対して、
どれだけのっていけるか?
つまらなそうだと思ったアイデアにものり、ともに高めていく。
この2つは即興演劇をつくるための要素ですが、
柳澤さんは面白い会社をつくるために方法論と言えるといいます。
カヤックは
ブレスト(=ブレーンストーミング)が得意な会社です。
ブレストのルールは、一般的には
相手の意見を否定しないこと。
しかし、このルールが意外と守られていないと言います。
これは否定の言葉を口にしない、ということではなくて、
心の中でも否定せず、心のそこからアイデアを歓迎するということが大切です。
そんな場づくりをしていれば、
意見を出せない人もだんだんアイデアを出すようになる、と言います。
カヤックの案内は、
ホント、遊び心にあふれていて、
楽しんで仕事をしているなあと思います。
「名刺」も「社名」もすべてが作品
という文字通りに、いろんなことを楽しんでいます。
これ、きっと大学生が地域と何かやるときに
とても必要な感覚だと思います。
ラボラトリーだという自覚。
数を打つ、意見を言う。
ということ。
それを大学生のうちにやっとかないと、
どうなっちゃうんだろうって思います。
大学内に、地域にラボラトリーを作っちゃいましょう。
「面白法人カヤック 会社案内」(柳澤大輔 プレジデント社)
面白いですね。
さすが、面白法人と名乗るだけのことはあります。
伸びている会社というのはその理由があります。
カヤックの主力事業であるウェブ事業は、
You Tubeやmixi、twitterなどもそうですが、
そのようなサービスは大ヒットしたものは
記憶に残りますが、サービスを開始されては消えていくものもたくさんあります。
企業における戦略とは、競争優位性のこと。
事業領域において、経営戦略に沿った形で
優位性を考えていかなければなりません。
カヤックの優位性は「新しいものを生み続ける」ということ。
そのために、カヤック内には、
「BM11」ブッコミイレブンという
新規事業開発のラボラトリーがあります。
ブッコミイレブンの3か条はこちら。
ひとつ、Ultimate Positiveであれ!
=究極のポジティブシンキング
ひとつ、納期は常にAs soon As Possible
=今すぐ
ひとつ、Give&Giveの精神であれ。
=とことん与え続けよ
ラボラトリーで大切にされているのは、
「とにかく数を打つ」ということ。
次から次へと新しいものが
生まれてくるこの世界では、
誰かのちょっとした思いつきを
いかに早く、数多く具現化するかが勝負です。
2007年の初年度から77個の新規事業を生み出しました。
カヤックは、
毎年どれくらい新規事業を生み出すことができたか、
「数」にこだわるインキュベーション組織を目指しています。
まるでシナリオのない即興芝居「インプロ」のような。
カヤックは「計画性を持たない」ことを大切にしています。
即興演劇という場においては、
計画性のない状態をリラックスして楽しめば楽しむほど、
面白いものが生まれるそうです。
インプロの第一人者、今井純さんの
「自由になるのは大変なのだ インプロ・マニュアル」(論創社)
には、即興を楽しむためには2つの条件が必要なのだと書かれています。
ひとつ目は、
自分で壁をつくらないということ。
自分を信じて、自由になる、恥ずかしがらない、失敗を恐れない。
ふたつ目は、
周囲の協力です。お互いを信頼し、周囲がその人の出したアイデアに対して、
どれだけのっていけるか?
つまらなそうだと思ったアイデアにものり、ともに高めていく。
この2つは即興演劇をつくるための要素ですが、
柳澤さんは面白い会社をつくるために方法論と言えるといいます。
カヤックは
ブレスト(=ブレーンストーミング)が得意な会社です。
ブレストのルールは、一般的には
相手の意見を否定しないこと。
しかし、このルールが意外と守られていないと言います。
これは否定の言葉を口にしない、ということではなくて、
心の中でも否定せず、心のそこからアイデアを歓迎するということが大切です。
そんな場づくりをしていれば、
意見を出せない人もだんだんアイデアを出すようになる、と言います。
カヤックの案内は、
ホント、遊び心にあふれていて、
楽しんで仕事をしているなあと思います。
「名刺」も「社名」もすべてが作品
という文字通りに、いろんなことを楽しんでいます。
これ、きっと大学生が地域と何かやるときに
とても必要な感覚だと思います。
ラボラトリーだという自覚。
数を打つ、意見を言う。
ということ。
それを大学生のうちにやっとかないと、
どうなっちゃうんだろうって思います。
大学内に、地域にラボラトリーを作っちゃいましょう。
Posted by ニシダタクジ at 06:27│Comments(0)
│本
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