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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年03月14日

支縁(四縁)のあいだ

長谷川先生の話を伺った。

人間は動物である。
哺乳類は、恐竜時代に生まれた。

ほとんどの哺乳類は、
生存戦略として、
「生まれたら、立ち上がり、逃げられる」
というのを選択した。

そのためには、
人間は、本来21か月の妊娠期間が必要だった。
ところが10月10日で生まれてくる。

つまり、未熟な状態で生まれてくるのだ。
のこり11か月を、母親の助けを受けながら育つ。

それは大脳を発達させたため、
頭蓋骨が大きくならざるを得ない。
だから、産道を通るために、
頭蓋骨が柔らかい状態で生むしかないのだ。

この未熟な状態をフォローするための
幸せ装置として「社会」をつくった。

「社会とは」
1 つながる
2 環境を変える

本能は肉体的本能=反射だけではなく
心の反射=共感や好奇がある。
これが1 つながるである。

そして2 環境を変えるとは、
いままで自然に合わせて適応してきたのが、
開発とは、人間の住みやすいように環境を変えること。
を行ってきた。
それを「第二の自然」という。

そして第2の自然のひとつとして、
社会をつくった。

それは、
血縁(家族)、地縁(農耕)、友縁、職縁
の4つの縁によってなりたっていた。

それはそれぞれ網のようになっていて、
人が網から落ちないように、
(つまりこれセフティネットという)
人を支えていた。

ところが、現在、そのそれぞれの縁が小さくなっている。
そこで現れているのが無縁社会だ。

NPOとは、友縁と職縁をつなぐもの。
地縁と友縁をつなぐのが
テーマコミュニティだ。

その間を埋めていくもので
人は社会的動物たろうとする。

時間と空間と人間で
その隙間を埋めようとする行為、
それを社会教育と呼ぶ。

共感することばかり。
素晴らしい時間となりました。

ありがとうございました。

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Posted by ニシダタクジ at 05:11│Comments(0)
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