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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年03月15日

キャリア教育は科学なのか?

科学的根拠は?

と問われる世の中を生きてきた、
と僕は思っていた。
ところが、キャリア教育はそうではないようだ。

13歳のハローワーク。
村上龍さんが自分の経験に基づき、
「僕にも小説家という天職があった。だからあなたにも天職がある。」

それって事例1人じゃないですか!
ってツッコミたくもなる。

そして、
スポーツ選手の小学校6年生のときの
作文がクローズアップされ、
だから小さいころに夢を持とう、と説かれる。

サッカー日本代表の本田圭佑も
そのひとりだ。

小学校6年生のときに
「Jリーガーになりたい」
「日本代表に選ばれてワールドカップ」
「欧州リーグで活躍する」

みたいな作文を書いた小学生が
日本に何十万人いるのだろうか?
おそらくは相当な数だ。

しかし実際にサッカー日本代表に登録されるのは
23人に過ぎない。
ベンチ入りとなると18人ともっと少なくなる。

それは割合的にどのくらいなのか?
と問いたい。

小さいころに夢・目標を立てたほうがいい。

まあ、立てないよりは立てたほうがいい。
そのくらいではないか?

スタンフォード大のクランボルツ博士の
調べた「計画された偶発性理論」では、
18歳のときに描いた将来の夢と同じ職についていたのは
わずか2%だったという。

それのほうがよっぽど科学的ではないだろうか?
キャリア教育は手段と目的が逆転していると僕は思う。

幸せに生きる
毎日を充実して生きるための
手段だったはずの夢が
いつのまにか夢を持つこと自体が目的化してしまっている。

早急にキャリア教育を科学する必要があるだろう。
夢を強制される世の中は、学校社会はだいぶ窮屈だと僕は思う。

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Posted by ニシダタクジ at 06:00│Comments(0)就職
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