2015年04月12日
「本屋」が求められているのではなく
ツルハシブックスという
「本屋」が求められているわけではない。
と仮定してみる。
そうすると、
地下古本コーナー「HAKKUTSU」
それ自体が求められているわけではなく、
駅前の「本屋」という空間が
求められているのかもしれない。
「本屋」だと言ってしまえば、
それで終わってしまうが、
「本屋」という概念がない国の人(あるいは古代の人)が
ツルハシブックスにやってきたら、
あの空間はどんな場だと表現するのだろうか?
本はたしかに置いてある。
お菓子もたまに置いてある。
知らないおじさんもけっこう置いてある。(笑)
店に入ると、
「近くからですか?」
と聞かれる。
遠くから来たというと、商店街にある
魚屋で「アジフライ」を買ったほうがいいと薦められる。
お菓子屋で「ティラミス大福」を買ったほうがいいと
ゴリ押しされる。
そういう「場」が求められている。
「そういう」っていうのを言語化するのが難しい。
非言語領域にあるような気もする。
「地域」という世界への入り口を
果たしていく場所、
それが本屋さんなのかもしれない。
「地域」
を構成しているのは、
地域の商店街
や
地域に住む人たち、そして自分。
大学生は「地域」を構成しているメンバーのはずなのだが、
その認識は少ない。
練馬で準備中の「暗やみ本屋 ハックツ」。
本屋の一角の事務室を
改装して、古本コーナーができる。
思い切って10代限定だ。
もし、中学生・高校生が来るとしたら
比較的近くに住んでいる人たちだ。
彼らに必要なのは、
おそらくは「本」そのものというよりも
「地域の大人」や「地域の商店街」
の入り口なのではないか。
いま、見えている世界(学校社会)が唯一の世界ではないことを伝えたい。
そして一緒に考えたい。
何か一緒にアクションしたい。
そんな場をつくっていくことなのではないか。
~~~
「暗やみ本屋 ハックツ」への
寄付、および寄贈本の提供をお願いしています。
寄付は現在(4月30日まで)
クラウドファンディングサイト「Ready for」で挑戦中です。
お店の改装費などで50万円を目標に動いています。
寄付・告知・シェアにご協力をお願い申し上げます。
「暗やみ本屋 ハックツ」は
私にとって、原点に返る取り組みです。
2002年、プータローだった私が不登校の中学3年生の家庭教師をして、
「15歳に、学校・家庭だけではなく、地域とのつながりが必要だ」と思い、
その方法論を探してすでに13年が経過しました。
ツルハシブックスはそのひとつの方法論でした。
地下古本コーナー「HAKKUTSU」は、
大人から若者へのメッセージを伝える仕組みでした。
しかし、29歳以下限定にしたことで、
20代にフォーカスされた取り組みとなり、
全国から大学生や20代が来店することとなりました。
寄贈本も集まりました。
しかし、僕が本当に本をきっかけにして「地域」を
届けたいのは、10代であり、中学生高校生です。
学校だけが唯一の世界ではありません。
不登校に限らず、現在の学校や社会に違和感を
感じながらもなんとか生きている中学生高校生に、
「地域」や「世界」という多様性を伝える場をつくりたい。
それが「暗やみ本屋 ハックツ」の目指すところです。
3月14日に行われた「暗やみ本屋ハックツ企画会議」では、
10代へ贈る本ということで、
新潟・ツルハシブックスに集まってくる本よりも
さらに思いのこもった本が集まりました。
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu/announcements/22849
15歳が自分と地域と社会を好きになり、
自分と地域と社会の未来創造へ歩き出している地域社会を
東京・練馬・上石神井の
一緒に創り上げていきませんか?
皆様の参加・参画をお待ちしています。
ツルハシブックス店主
暗やみ本屋ハックツ発起人
西田卓司
「本を通して中高生に手紙を届ける暗やみ本屋ハックツを創りたい」
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu
「本屋」が求められているわけではない。
と仮定してみる。
そうすると、
地下古本コーナー「HAKKUTSU」
それ自体が求められているわけではなく、
駅前の「本屋」という空間が
求められているのかもしれない。
「本屋」だと言ってしまえば、
それで終わってしまうが、
「本屋」という概念がない国の人(あるいは古代の人)が
ツルハシブックスにやってきたら、
あの空間はどんな場だと表現するのだろうか?
本はたしかに置いてある。
お菓子もたまに置いてある。
知らないおじさんもけっこう置いてある。(笑)
店に入ると、
「近くからですか?」
と聞かれる。
遠くから来たというと、商店街にある
魚屋で「アジフライ」を買ったほうがいいと薦められる。
お菓子屋で「ティラミス大福」を買ったほうがいいと
ゴリ押しされる。
そういう「場」が求められている。
「そういう」っていうのを言語化するのが難しい。
非言語領域にあるような気もする。
「地域」という世界への入り口を
果たしていく場所、
それが本屋さんなのかもしれない。
「地域」
を構成しているのは、
地域の商店街
や
地域に住む人たち、そして自分。
大学生は「地域」を構成しているメンバーのはずなのだが、
その認識は少ない。
練馬で準備中の「暗やみ本屋 ハックツ」。
本屋の一角の事務室を
改装して、古本コーナーができる。
思い切って10代限定だ。
もし、中学生・高校生が来るとしたら
比較的近くに住んでいる人たちだ。
彼らに必要なのは、
おそらくは「本」そのものというよりも
「地域の大人」や「地域の商店街」
の入り口なのではないか。
いま、見えている世界(学校社会)が唯一の世界ではないことを伝えたい。
そして一緒に考えたい。
何か一緒にアクションしたい。
そんな場をつくっていくことなのではないか。
~~~
「暗やみ本屋 ハックツ」への
寄付、および寄贈本の提供をお願いしています。
寄付は現在(4月30日まで)
クラウドファンディングサイト「Ready for」で挑戦中です。
お店の改装費などで50万円を目標に動いています。
寄付・告知・シェアにご協力をお願い申し上げます。
「暗やみ本屋 ハックツ」は
私にとって、原点に返る取り組みです。
2002年、プータローだった私が不登校の中学3年生の家庭教師をして、
「15歳に、学校・家庭だけではなく、地域とのつながりが必要だ」と思い、
その方法論を探してすでに13年が経過しました。
ツルハシブックスはそのひとつの方法論でした。
地下古本コーナー「HAKKUTSU」は、
大人から若者へのメッセージを伝える仕組みでした。
しかし、29歳以下限定にしたことで、
20代にフォーカスされた取り組みとなり、
全国から大学生や20代が来店することとなりました。
寄贈本も集まりました。
しかし、僕が本当に本をきっかけにして「地域」を
届けたいのは、10代であり、中学生高校生です。
学校だけが唯一の世界ではありません。
不登校に限らず、現在の学校や社会に違和感を
感じながらもなんとか生きている中学生高校生に、
「地域」や「世界」という多様性を伝える場をつくりたい。
それが「暗やみ本屋 ハックツ」の目指すところです。
3月14日に行われた「暗やみ本屋ハックツ企画会議」では、
10代へ贈る本ということで、
新潟・ツルハシブックスに集まってくる本よりも
さらに思いのこもった本が集まりました。
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu/announcements/22849
15歳が自分と地域と社会を好きになり、
自分と地域と社会の未来創造へ歩き出している地域社会を
東京・練馬・上石神井の
一緒に創り上げていきませんか?
皆様の参加・参画をお待ちしています。
ツルハシブックス店主
暗やみ本屋ハックツ発起人
西田卓司
「本を通して中高生に手紙を届ける暗やみ本屋ハックツを創りたい」
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu
Posted by ニシダタクジ at 09:08│Comments(0)
│日記
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