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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年04月21日

ほめる教育の根本は「効率化」

昨日の続き。
「ほめる」で自信は育たない。

他者評価に依存した子どもを
育てることになり、
それは真の自信とは言えない。

ではなぜ、これほどまでに
ほめる教育が行われているのだろうか?

現在の教育を表すキーワードは、3つ。
「他者評価」
「短期目標」
「効率化」

教育は評価を前提としている。
その教育がよかったかどうか?
検証しなければいけないからだ。

だから、教育内容が何を目的としているか、
その成果はどのように測るのか?
というのを指導案に書いて、授業が行われる。

そこに立てられる目標は
非常に短期的で「Aができるようになる」
といったようなものだ。

そしてそれはおそらく、
「ほめること」によって促進される
(達成しやすくなる)のだろうと思われる。

この小さな
目標達成を繰り返すことで、
教育は行われてきた。

その根っこにあるのは、
おそらくは「効率化」の思想だ。
「効率化」は長らく日本の産業の
中心的価値観だった。

よいものをより安く、より大量に生み出すことで、利益を上げる。
そういうビジネスモデルを日本株式会社は採用してきた。

このモデルは、
生活家電などのモノが足りないとき、そして
人口が増え続けているときは、うまくいった。

そして不運にも、というか幸運にも、というか、
その時代は50年も続いてしまった。
かくして「効率化」というのは、日本人の基本宗教となった。

学校というのは、
「効率化」という日本株式会社の社是に
合う人材を輩出することが大きな目的となった。
「効率的に、一定の学力の人材を多数輩出すること。」

そのためには、
短期の目標を立て、それを評価・改善していくこと。

「効率化」⇒「短期目標」⇒「他者評価」
の流れがこれでできていく。

短期目標達成のため、
「ほめる教育」が有効だったのかもしれない。

しかしながら、
現代の社会は、大きく変わってしまった。

人口が減少し、田舎での過疎化が進んだ。
地方と都市の格差が増大した。

求められるのは、
「効率化」ではなく、「独自性」であり、
イノベーションが生み出せる人材である。

だとすると、
現在の教育を支えている根本が
揺らいでいるのではないか?

「効率化」ではもはや価値は生み出せないとすると、
「短期目標」や「他者評価」に依存した
教育システムを変えていかなければならないのではないか?

イノベーションを起こせる人材を育むために、
多様性を認め、長期的視野に立ち、
人を育む「場」が必要なのではないか?

短期的な他者評価を前提としない
「学びの場」が必要なのではないか?

そんな場所を無数につくる必要があるのではないか。
そんな教育を作っていかなきゃならないのではないか。

そんなときに見直されるのが、
「効率化」されていない場所なのかもしれない。

離島や中山間地、そして高齢化した商店街は、
教育の場として、魅力的なのではないか?

そして身近なところでは、
「まちの本屋」はそういう場所になり得るのではないか?
明日に続きます。



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Posted by ニシダタクジ at 07:33│Comments(0)アイデア
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