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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年05月18日

nanodaという参加型メディア

塩尻・nanodaで
山田さんとお話ししてきました。

山田さんの根っこの部分に
迫りたかったのだけど、
山田さんに突っこんでもらい、
本屋と僕の話をしてきました。

後半戦は会場を移して、
山田さんにいろいろ聞きました。

4年前、「三田の家」の
坂倉杏介さんとの出会いが転機になった。

「つくらないデザイン」
これがテーマになった。

まずはやってみる。
ということで、
空き店舗を市役所の有志で借り、
nanodaをスタート。

nanodaとは、あらゆるイベントの後ろにつけて、
なのだ!と言えるということ。

それはいったい何なのか?
何のためにやっているのか?
とおじさんはつい聞いてしまいがちだ。

しかし、山田さんたちは
それには明確には答えなかった。

とにかくやる。
面白いことをやる。

昨日の朝は卵かけごはんなのだ!
nanodaという参加型メディア

nanodaという参加型メディア

nanodaという参加型メディア

でした。

今回のいちばんの気づきは、
「伝えない」というコミュニケーション・デザインがあるのだということ。

たとえば、
朝食nanodaで
野菜の入ったスムージーを作って飲んでいたら、
日本農業新聞が取材に来て、

「地元農業の活性化のために、
スムージーを作って朝食に」
みたいな記事になる。

いや、別にスムージー飲んでいただけなんですけど。(笑)

そう。
「なんだかよくわからない」ものを作ることで、
そこにはメディアの人たちそれぞれの「切り口」で
nanodaを説明することができる。

それを一元化して、
「nanodaは商店街活性化のために市役所有志が立ち上げた、地元産業応援の活動です。」
みたいにしていると、そういう風にしか解釈されない。

nanodaは箱にすぎない。

それをどう使い、それをどう解釈するかは、
そこに参加した人、取材した人次第なのだ。

参加する機会、考える機会を提供する、
それがnanodaというメディアなのではないか。

これからの「参加型メディア」とは、インターネット上にできるのではなく、
実在する店舗、それも意味づけがあいまいな店舗によって、
実現されていくのではないかと感じた。

「コミュニケーション・デザイン」の実践の場として、
nanodaというメディアは非常に興味深いなあと改めて感じた。

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Posted by ニシダタクジ at 07:53│Comments(0)学び
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