2015年06月11日
気づかれずに世界を変えよう
気づかれずに世界を変えよう。
そんなふうに思う。
僕にとって「世界」とは、「ひとりひとり」のこと。
「世界を変える」とは、「ひとりひとり」を変える、ということ。
しかし、人は変えることができない。
自分が変わることならできる。
「変わろう」とする自覚なく、
気が付いたら変わっていた。
そういう変わり方が美しいと思う。
絵本で言えば、
「せかいでいちばんつよい国」(デビッドマッキー なかがわちひろ 光村教育図書)
世界を征服した王様と小さな国の話。
気づかれないうちに「文化」の力で、
その国を変えていってしまっている。
これからの社会活動というか、
NPOというかまちづくりというか、
いや、経済活動であっても、
そういう方法論は必要なことなのかもしれない。
昔のように
CMをバンバン流して、キャンペーンを張って、
渇望感を持たせて、モノを買わせるなんて通用しないのだから。
東京都練馬区上石神井(かみしゃくじい)で
準備中の10代のための古本屋「暗やみ本屋ハックツ」は、今週末の13日
お出かけサイト「Holiday」とコラボしてまちあるきイベントを開催する。
「Holiday」
https://haveagood.holiday/
ゲストに来ていただく谷さんにお話を伺い、
「ハックツ」のコンセプトに近い、と感じた。
お出かけサイトと古本屋、何が近いのか?
「気づかれずに世界を変えよう」としているところ。
Holidayは簡単な近所のお出かけプランを個人が
ウェブ上にアップし、小さな散歩提案ができるサイト。
クックパッドが各個人のレシピをアップロードできるように、
たとえば、上石神井を降り立ったら、目の前の「だんごのつくし屋」で
団子を買い(いそべがおすすめ)、食べ歩きながら、喫茶ベルに行き、
マスターと野球談議、その後、ブックスタマに立ち寄って本を買い、
となりの一圓でジャンボ餃子を食べながらビールを飲む。
みたいな(完全のオッサンコースだな、これ)
そんなおでかけプランを個人が投稿できる。
「それ、おもしろそう」と思った人がまちをあるきたくなって
そうするとだんだんとそのまちが好きになって、
気が付いたら、そのまちでたくさん買い物をしている。
結果、地元はもっと元気になって、住みやすくなる。
「それって、世界変わっているよね。」
って思った。
お出かけする前と後で、その人にとっては、
まちが変わっている、人生が変わっている。
その繰り返しと人の広がりで、
まちは作られ、また誰かの人生が変わっていく。
それ、世界変えてるよ、って思った。
だから、「Holiday」はカッコイイ。
暗やみ本屋ハックツもそうありたいと思った。
地域の本屋で中高生に本を届ける。
中高生と一緒に街を歩く。
だんだんと地域の人が参画してくる。
もっとこんなこともあんなこともやったほうがいいんじゃないか。
中高生と一緒に何かが始まっていく。
気がついたら、地域の人たちは仲良くなっていた。
そうそう、そういうの。
「種をまく人」(ポールフライシュマン)の世界もそう。
気が付いたら、世界が変わっているんだ。
僕たちにとって「世界」ってのは、政治とはちょっと違っていて、
人だったり、その関係性だったりする。
特に中高生のとってはそうだ。
地域の人と出会い、話をして
一緒に何かをやってみて、その関係性が変わっていく。
それを「世界が広がる」と言うのではないか。
暗やみ本屋ハックツは、そういう場所でありたい。
昨日。
新潟で、もうひとつのプロジェクトが産声を上げた。
「つながる米屋 コメタク」のウェブショップ「と、くらす」
http://kometaku.net/wp/
最近米を炊いたのはいつですか?
と問いかけ、
ツルハシブックスと同じ商店街にある
飯塚商店の新潟産コシヒカリブランド「収穫物語」をまずは売る。
今年中には、「ご飯のある暮らし」をテーマに、
さまざまなものを売っていく予定だ。
気づかれずに世界を変える。
そんなプロジェクトって楽しいね。
そんなふうに思う。
僕にとって「世界」とは、「ひとりひとり」のこと。
「世界を変える」とは、「ひとりひとり」を変える、ということ。
しかし、人は変えることができない。
自分が変わることならできる。
「変わろう」とする自覚なく、
気が付いたら変わっていた。
そういう変わり方が美しいと思う。
絵本で言えば、
「せかいでいちばんつよい国」(デビッドマッキー なかがわちひろ 光村教育図書)
世界を征服した王様と小さな国の話。
気づかれないうちに「文化」の力で、
その国を変えていってしまっている。
これからの社会活動というか、
NPOというかまちづくりというか、
いや、経済活動であっても、
そういう方法論は必要なことなのかもしれない。
昔のように
CMをバンバン流して、キャンペーンを張って、
渇望感を持たせて、モノを買わせるなんて通用しないのだから。
東京都練馬区上石神井(かみしゃくじい)で
準備中の10代のための古本屋「暗やみ本屋ハックツ」は、今週末の13日
お出かけサイト「Holiday」とコラボしてまちあるきイベントを開催する。
「Holiday」
https://haveagood.holiday/
ゲストに来ていただく谷さんにお話を伺い、
「ハックツ」のコンセプトに近い、と感じた。
お出かけサイトと古本屋、何が近いのか?
「気づかれずに世界を変えよう」としているところ。
Holidayは簡単な近所のお出かけプランを個人が
ウェブ上にアップし、小さな散歩提案ができるサイト。
クックパッドが各個人のレシピをアップロードできるように、
たとえば、上石神井を降り立ったら、目の前の「だんごのつくし屋」で
団子を買い(いそべがおすすめ)、食べ歩きながら、喫茶ベルに行き、
マスターと野球談議、その後、ブックスタマに立ち寄って本を買い、
となりの一圓でジャンボ餃子を食べながらビールを飲む。
みたいな(完全のオッサンコースだな、これ)
そんなおでかけプランを個人が投稿できる。
「それ、おもしろそう」と思った人がまちをあるきたくなって
そうするとだんだんとそのまちが好きになって、
気が付いたら、そのまちでたくさん買い物をしている。
結果、地元はもっと元気になって、住みやすくなる。
「それって、世界変わっているよね。」
って思った。
お出かけする前と後で、その人にとっては、
まちが変わっている、人生が変わっている。
その繰り返しと人の広がりで、
まちは作られ、また誰かの人生が変わっていく。
それ、世界変えてるよ、って思った。
だから、「Holiday」はカッコイイ。
暗やみ本屋ハックツもそうありたいと思った。
地域の本屋で中高生に本を届ける。
中高生と一緒に街を歩く。
だんだんと地域の人が参画してくる。
もっとこんなこともあんなこともやったほうがいいんじゃないか。
中高生と一緒に何かが始まっていく。
気がついたら、地域の人たちは仲良くなっていた。
そうそう、そういうの。
「種をまく人」(ポールフライシュマン)の世界もそう。
気が付いたら、世界が変わっているんだ。
僕たちにとって「世界」ってのは、政治とはちょっと違っていて、
人だったり、その関係性だったりする。
特に中高生のとってはそうだ。
地域の人と出会い、話をして
一緒に何かをやってみて、その関係性が変わっていく。
それを「世界が広がる」と言うのではないか。
暗やみ本屋ハックツは、そういう場所でありたい。
昨日。
新潟で、もうひとつのプロジェクトが産声を上げた。
「つながる米屋 コメタク」のウェブショップ「と、くらす」
http://kometaku.net/wp/
最近米を炊いたのはいつですか?
と問いかけ、
ツルハシブックスと同じ商店街にある
飯塚商店の新潟産コシヒカリブランド「収穫物語」をまずは売る。
今年中には、「ご飯のある暮らし」をテーマに、
さまざまなものを売っていく予定だ。
気づかれずに世界を変える。
そんなプロジェクトって楽しいね。
Posted by ニシダタクジ at 05:33│Comments(0)
│思い
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