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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年07月15日

幸せってなんだっけ?ぽん酢しょうゆのある家さ

1986年。
https://www.youtube.com/watch?v=MN4iA67BQKI

幸せってなんだっけ?なんだっけ?
ぽん酢しょうゆのある家(うち)さ。

キッコーマンの「ぽん酢しょうゆ」を歌った
明石家さんまの代表的CM。

この歌には元歌があるという。
幸せってなんだっけ?
盆と正月ある家さ。

盆と正月に集まってくる家族がある。
それが幸せなんだという歌。
それが戦後40年を経て
「ぽん酢しょうゆ」というモノに幸せのカタチが置き換えられていった。
それが昨日の公開講座でした。

~~~ここから講義メモ

1) 
人の幸せ装置=四つの縁(血縁、地縁、友縁、職縁)
⇒これらが機能する社会=人が孤立しない。
これらのカタチを変える4つの波

1 民主化の波(1945年終戦~GHQなどの影響による)

・血縁:家制度がなくなる(家長相続など)
・職縁:労働組合運動が起こる
・地縁:女性・青年が台頭
・友縁:公民館運動、田園都市構想

2 都市化の波(1955年~経済成長、太平洋ベルト地帯への過密と過疎)

1950年からの朝鮮戦争特需によって得たものを
太平洋ベルト地帯の工業生産に投入した。
日本中から若者が就職してきた。

・血縁:核家族・文化住宅(立ったまま調理・洗濯できる)
・地縁・職縁:「職の世界」と「役の世界」の重要関係が変わった。
・中世(室町)=職の世界、近世(江戸)=役の世界
・「職の世界」=お金とモノが大切、男の場所
・「男は会社、女は家庭」という役割分担。

・ベースアップ(基本給上昇):給与を能力給ではなく生活給とした
⇒労働組合運動の結果。
⇒生活給:被扶養者(扶養される人=専業主婦)を生んだ。
⇒女性は男性の給与で生きるようになった。

・女性が働きに出る:子育ての問題が出てきた。
・日立製作所など、多くの大企業で優秀な女性が辞めていった。
⇒M字型就労

・当時のテレビCM
⇒栄養ドリンク:男性しか飲んでいない。
⇒洗剤:女性しか使っていない。
⇒ジェンダーによる役割の既定
⇒小堺一機のアクロンのCMにつながる。

3 高齢化の波

・血縁:男と女の関係が変わる
・「ありがとう」⇔「あたりまえ」:あたりまえじゃない⇒ありがとう
・職縁:男は職縁を失う。
・キャリア:仕事だけじゃない。
・24時間365日休みがない仕事:お母さん

・会社でやっていること(定年後になくなること)だけがキャリアじゃない。
・高齢になっても誇り高い人生を生きられるのか?が重要

4 無縁社会化の波

4つの縁が無縁化していく:対処できない。
民主化、都市化、高齢化はつながり方を変えることで対処できる。
それが無縁化するということはどうしたらいいのか?

~~~ここまで講義メモ

「都市化」というのはそういう文化形成だったのだなあと。
会社員+専業主婦という仕組みがもっとも効率的(と当時は判断された)
のだなあと、改めて実感。

女性の働きやすさ、とか
女性の能力(脳の仕組みの違いによる)を
どのように生かすか?

というのは、
社会が高度化・情報化・サービス業化していく上で
不可欠のものになってきているのだなあと。

「太平洋ベルト地帯に資源(ヒト、モノ、カネ)を集中投入する。」

という日本株式会社の経営方針は、
会社として成長(経済発展)するためには
おそらく正しかったのだろう。

しかしそれは、
・人口が増え続ける
・工業製品が売れ続ける
・それによって雇用・賃金が増える

という特殊な環境において、という前提条件を付けなければならない。

「効率化」のために、
男は仕事、女は家庭という文化を作り上げていった。
テレビを見れば、リポビタンDやオロナミンCを飲んでいたのはいつも男性だった。
洗濯や料理をするのはいつも女性だった。

そして冒頭のCM。
幸せってモノがあることだと。
それを日本全体で共有していた。

しかしもはや、
「効率化」では価値を生み出せない時代となった。
ひとりひとりが自ら考え、
新しいものを生み出していく創造力が求められるようになった。

そのときに問われること。

それが「哲学」であると思う。
会社で言えば「経営理念」ということになるだろう。

新しく生み出される商品は
どんな「哲学」(=価値観・感性)で
生み出されたものなのか?
そういうものが問われるのだ。

まさに
「幸せってなんだっけ?」
という問いへの自社の、自分のスタンスが
問われているのであると思う。

もし、僕たちが新しい文化をつくっているとしたら、
それはどんな文化なんだろう?

きっとそんなことが問われている時代に、社会に、
僕たちはいま、生きている。

幸せってなんだっけ?

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Posted by ニシダタクジ at 06:39│Comments(0)学び
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