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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年12月16日

素直で謙虚でありながら権威を疑うこと

世界の変化のスピードがこれだけ速くなると、
<地図>はもはや役に立たない。
必要なのは<コンパス>です。
そして素直で謙虚でありながら権威を疑うことなのです。

MITメディアラボ伊藤穣一さんの言葉。


「すべての仕事は『肯定』からはじまる」(丸山俊一 大和書房)

読み終えました。
3か月くらい寝かせてました。
タイミングいいなあ。

いちばん思ったのは、
テレビというメディアは
「わかりやすさ」に最大の価値を持たせている
と思っていたのだけど、

丸山さんみたいに、
そうじゃないところに価値を置いている人がいるんだなあって。

~~~以下メモ

わかりやすい「時代」からの卒業。

万物は反転する。

ある時点まで「正解」だったものが突然「不正解」になる。

困難の中で、「想定外の自分」を発見する。

伝統の継承は、実は、破壊によってなされます。
「変わってはいけないこと」と「変わらなければならないこと」。
大事なのは、この2つの違いを真摯に見極めながら進むことだと思うのです。

仕事の進め方は、人の個性と密接に関係のあるもの。
若き日の何気ないエピソードの中に、
自らの仕事のスタイルをイメージさせるようなヒントが隠されているものです。

僕たちは、ある時代ある場所に選択を許されることなく、生まれ落ちます。
そこには過去の歴史があり、その場所の制約の中での位置づけがあり、
ひとつの座標軸の中に立つわけです。
そうしたとき、時間の流れを把握し、空間の広がりを意識した上で、
その座標軸の中でものごとを捉え、考えなければならない。

つまり、そのとき大事なのは、どんな状況に置かれても、
自分の立っている場所を相対化して考えることができるような視野の広さと、バランス感覚、
何よりもそうした思考法、センスを身につけることこそが最大の武器になるのだと思います。

問いは「答え」ではなく、求める「姿勢」にこそ意義がある。

「理想」と「現実」という単純な二分法こそ、
実は疑ってみることが重要なのではないでしょうか?

問題を二択化させてしまうことの弊害は大きい

敵も味方もない、そこにあるのは関係性だけだ。

ジレンマを解くのではなく、ジレンマを漂う。受け止める。考え続ける。

「利益」を追った果てに見える、「利益」外の要素の大事さ。

~~~以上メモ

「わかりやすさ」とか「正しさ」とかに
もやもやしている大学生にオススメの1冊ですね。

いや、大学生だけじゃなくて、多くの人が
そんな問いを持っていきているのではないかなと思います。

「わかりやすさ」を追及すると、
どうしても「正しい」か「間違っているか」
「スタンダード」か「アウトロー」かという
話になってしまう。
それって西欧的価値観なのかもって思った。

「効率化」というのは二次的で、そもそも、
多様な民族や生活様式が陸続きにつながっていた西欧において、

日曜日の並河さんの話であったように、
「共通する言語」が少なくなっていくことは必然であり、

そうなれば当然、
意思統一というか合意形成するための
「わかりやすい」二者択一が必要になってくる。

その「わかりやすさ」の基準が
経済合理性、つまり効率性だったのかもしれない。

丸山さんが本文中に書いてあるように、
(ここが一番ポイントなので再掲)

「僕たちは、ある時代ある場所に選択を許されることなく、生まれ落ちます。
そこには過去の歴史があり、その場所の制約の中での位置づけがあり、
ひとつの座標軸の中に立つわけです。
そうしたとき、時間の流れを把握し、空間の広がりを意識した上で、
その座標軸の中でものごとを捉え、考えなければならない。

つまり、そのとき大事なのは、どんな状況に置かれても、
自分の立っている場所を相対化して考えることができるような視野の広さと、バランス感覚、
何よりもそうした思考法、センスを身につけることこそが最大の武器になるのだと思います。」

おそらくは本屋の顧客に対する使命というのは、
いや、違う。
本屋としてのツルハシブックスが顧客である人生を迷う大学生、20代社会人に
提供するべき「価値」はこういうことなのだと思う。

この時代、この場所に選択を許されることなく生まれ落ちた。
その背景である歴史や場所の制約、
そんな中で、自らをどう座標軸の中で位置づけるか。
どの方向に進んでいくのか?

そんな問いを、本をきっかけにして、ともに学んでいく空間をつくること。

おそらくはそれが現代の松下村塾と言えるような
ものなのではないだろうか。
その方針で2016年は本を選んでいきたいなあと強く思った1冊でした。

志向し続けること。
思考し続けること。
試行し続けること。

素直で謙虚でありながら権威を疑うこと。

そんな本屋を一緒につくろう。

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Posted by ニシダタクジ at 06:10│Comments(0)
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