2015年12月29日
「成人式期間」を届ける本屋
ツルハシブックス2015年の営業が終了。
恒例の三本締め。
2016年に向けて、ふたたび進んでいく時が来た
おそらく、ツルハシブックスは、
ハックツを軸に事業を再構築する
時期を迎えているのだろう。
10代に出会いときっかけ、サードプレイスを
提供する本屋になる。
それには、クリスマスにやったような寄贈本企画や、
通学路に出張して空き地ハックツみたいなことも
やっていくことが必要だろう。
では、新刊書店として、
あるいは大学生や20代会社員に向けて、
何を売っていけばいいのか?
それはきっといまは適切な言葉が浮かばないが、言わば「成人式期間」
というものになるのだろうと思う。
参考:ひとりひとりに使命があるように、本屋にも使命がある
http://hero.niiblo.jp/e475548.html
成人式期間を売る。
なにものでもない自分から出発して、
自分とは何か?豊かさとは何か?
を問い直してみる機関。
それを提供していくということ、
そのための選書をするということ、
そのためのサービスを提供するということ。
そのサービスのひとつに自動車学校との連動した企画をつくる。
本を読む人をつくっていく企画。
本を読みたいと思っているけど、なかなか読めるようにならない。
何から読んだらいいか、わからない。
今の就職活動への悩みにどの本をよんだらいいのか?
「本の処方箋」を使いながら、
そんな運転免許合宿があったら楽しいと思う。
答えのない時代を生きているし、
ずっと生きていかなければいけない私たちは、
自分なりの幸福論を見つけなければならない。
そのために、本を読み、人に会い、旅に出なければならない。
そんなきっかけを、つくっていくような本屋。
大人たちからのメッセージの詰まった本が
受け取れる本屋。
そんなギフトの連鎖が起こっていくような本屋を
サムライたちとつくっていこうと思う。
サムライの皆様、1年間ありがとうございました。
1年前に想像していた以上のお店になりました。
「共に学ぼう。」
そんな、現代の松下村塾がツルハシブックスなのかもしれません。
Posted by ニシダタクジ at 06:37│Comments(0)
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