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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年01月08日

「ぶれない」よりも「ぶれる」人間でありたい

「ぶれない」よりも「ぶれる」人間でありたい
「じぶんの学びの見つけ方」(フィルムアート社)

たしか、上田のnabo.で買ったような。
積読でたまに読むと、タイムリーな本に出会う法則。

78ページから始まる
夏葉社の島田潤一郎さんの「アマチュア」という学び。

素敵だなあ、島田さん。

島田さんは2009年、吉祥寺に
一人出版社「夏葉社」をつくり、「本屋図鑑」など
チャーミングな本をつくっている。

そんな島田さんの「アマチュア」という学び。

~~~以下一部引用

編集した経験がないまま、
思いきって夏葉社という出版社をはじめ、
今年2014年で5年目になります。

これまで11冊の本をつくりましたが、
ノウハウといったようなものはほとんどありません。
どんなに上手くいったとしても、
できるかぎりその経験を忘れようと意識しています。

なにかを知っている、
という意識でものづくりをするのは、
ぼくには危険なように映ります。

本当なら見えてくるはずの様々な可能性を、
自分の乏しい経験によって閉ざしてしまうような、
そんな気持ちがするのです。

ぼくがアマチュアだったからこそ、こんな不思議な本を
つくることができたのだと思います。

ゼロからできあがった本のほうが、
いいものに仕上がるように感じています。
(売上という点でもそうです)
そこには予定調和的な要素が少なく、
人の匂いを感じさせるようなあたたかみがあります。

そうではなく、自分の既知の範囲で、
あらたに学ばないでつくった本は、
大量生産型の商品に近いものになっていくように思います。

つねにその「なにも知らない」状態に自分を持っていくことで、
本づくりの可能性は全方位に開かれていくような気がします。

可能性は自分のなかにはない

読書はインプットではなく対話

若いころのように、いろんなものに
影響を受けることはなくなってきました。
それはよくいえば成熟ですが、悪くいえば老いです。

ここ数年、「ぶれない」という言葉が、
いつのまにか人を評価するときの最大の賛辞のひとつに
なっていますが、10年以上前は「ぶれる」「ぶれない」
の二項対立で人を評価することはありませんでした。

ぼくは考え方がどんどん変わるほうに、むしろ未来を感じます。

「ぶれない」でいようとすると、
話すことも、本を読むことも、やめてしまうような、そんな気がします。
身構えるような姿勢でものごとに接している態度は、
「学び」とまさに正反対だと思います。

~~~ここまで引用

なるほど。
読書は対話なんですね。

アマチュアであること。
なにものでもないこと。
ぶれつづけること。

きっとそういうことなのだろうな、「学び」って。
すごくいいなあと思います。

「ぶれる」「ぶれない」の話が
ここ10年、クローズアップされてきた要因のひとつに、

2002年の
「13歳のハローワーク」「世界で一つだけの花」ショック
が挙げられると思います。

ダブルミリオン(200万部&200万枚)のセールスを
記録した文字通り化け物のような1冊の本と1冊のCD。

これが不幸にも同時期に重なったこと、
あるいは時を同じくして、「キャリア教育」
という名の「職業適性教育」「早期夢確定教育」
が盛り上がってきたことが挙げられるのではないかと思っています。

世の中には、こんなにも職業がある、
だからあなたにも向いている仕事(天職)がきっとある。

あなたは世界でたった一つの花なんだ、
オンリーワンなんだ、そのままで素晴らしいのだ。

それぞれのメッセージは、
その通りなのかもしれないけど、
これといわゆる「職業適性教育」が合わさることで、

あなたにもオンリーワンの天職があり、
それを早期に発見することが、
キャリア形成の「唯一の」方法である。

という認識につながってしまったのではないか。

イチローや石川僚、本田圭佑の
小学校の時の作文を見せられ、
「早期に夢を決めて、そこに向かって
ひたむきに努力を続ければ、夢は叶う」
という教育を受け続ければ、
「ぶれない」ことに価値があるように思ってしまう。

しかし。
変化の激しいこの世の中の中で、
「ぶれない」ことはどれほどの価値を持つのだろう?

僕は、島田さんの言うように、
「アマチュア」であることを忘れず、
「ぶれない」よりも「ぶれる」人間でありたいと、
本を読み、人に会い、旅を続ける人間でありたいと思います。

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Posted by ニシダタクジ at 07:15│Comments(0)
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