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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年02月18日

15の君へ

15歳が自分と住んでいる地域を好きになり、
自分と社会の未来創造へ歩き出している地域社会の実現。

僕が2002年のNPO法人虹のおと(現在のツルハシブックス)
設立の時に掲げたミッション。

2002年1月。
僕は不登校の中学校3年生、Hくんに出会った。
お母さんから家庭教師を頼まれたのだ。

最初はほとんど話をしない子で、
コミュニケーションがとれるか、不安だった。

仕事を辞めたばかりで、
プータローだった僕は、時間があったので
毎日、彼の勉強を見ていた。
不登校だった彼の勉強は遅れに遅れていた。

合宿をしよう、と提案した。
2泊3日の初日の朝。
彼が持ってきたリュックの中には、
プレステが入っていた。

一緒にご飯をつくった。
キムチ入りのすき焼きだった。

すき焼きを食べているあの瞬間。
僕は思った。

「これを仕事にしたい」と。

「これ」が何なのか、当時はわからなかった。
でも、最初は話をしなかった彼が、
だんだんと笑顔になっていく様子を見て、
不思議だなあと思った。

なぜなら、僕はプータローだったからだ。

まわりにたくさん立派な大人がいたはずなのに、
彼はプータローである僕に出会い、心を開いた。

「もしかしたら、学校と家庭だけじゃない、
地域の大人に出会う場や仕組みが必要なのではないか?」

最初に取り組んだのは、学習塾だった。
寺子屋「途輝(とき)」
中学生高校生4人が生徒だった。
新潟に旅行にくる友人たちに、講師になってもらい、話をしてもらった。
しかし、子どもの最大人数は4人。これでは広がらない。

15の君へ
次に取り組んだのは、小学生の遊び場。
「虹のひろば~遊びと学びの寺子屋」
小学生と地域のおじいちゃんおばあちゃんが遊ぶ、というもの。
これは子どもが集まった。
しかし、もうからなかった。

その次は、大学生の地域企業での研修。
「ヒーローズファーム」と団体名称を変え、事業を「起業家留学」と名付けた。
これは地域企業からも大学生からも喜ばれた。

でも、何かが違った。
「自信のある大学生」に自分が何かをしなくてもいいのではないかと思った。

そして、本屋になった。
自信のない大学生がフラッと立ち寄り、
悩みを相談できる場所にしようと思った。

地下室があいていたので、何かできないか、と思った。
一箱古本市での隣のおじちゃんが
100円で新しい本を大量に売っていた。
「みんな読まないだろうな」と思った。

僕は100円で読まない人に古本を売らなくてもいい。
100円の古本を読む人はだれか?
25歳くらいまでの若者だ。
いっそ立ち入り禁止にした。

こうして地下古本コーナー「HAKKUTSU」が誕生。
話題となった。

取材が来た。
質問された。
「どうして、このような古本コーナーをやろうと思ったのか?」

何度も聞かれて、
ようやく思い出した。

「そういえば、10年ほど前に不登校の中学生の家庭教師をしたとき、
地域の多様な大人に出会える仕組みをつくりたいと思っていました。」

スティーズジョブズみたいにカッコよくはないけれど、
10年の時を経て、ちゃんとつながった。

そして、もうひとつ。
出会うだけじゃなかった。
中学生高校生にとっての価値はもうひとつあった。
「共に悩み、共に考え、共に行動するちょっと上の先輩の存在」

2002年に「これ」を仕事にしたいと思った
「これ」とは共に悩むことだったのかもしれない。
そんな場をつくることだったのかもしれない。

いま、ぼくはもう、41歳になった。
40歳を境に、ともに悩むプレーヤーとしての一線を退き、
それを論理的に説明することを行っていこうと思い、
活動拠点を茨城に移した。

そしてもうひとつ。
大学生・20代と中高生との接点づくりの仕組みをつくっている。
そのひとつが上石神井のハックツ。

仕事とは、手紙のようなものだと思う。

誰かのために、何かを送る。
それが届いたとき、その仕事をしていてよかったと思える。
それを表現していく場をこれからもつくっていきたい。
あなたも一緒につくりませんか?

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Posted by ニシダタクジ at 06:49│Comments(0)思い
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