2016年03月04日
「水」というコミュニケーション・ツール
ソトコトの指出編集長に会いに渋谷へ。
ミズベリングジャパンというイベントでした。
冒頭の6名のプレゼンタイムにだけ参加。
公共空間としての水辺をもう一度とらえなおすというイベント
プレゼン前半は二子玉川スマートブリッジ構想や福岡水上公園、
そして先進事例の水都大阪などのプレゼン。
プレゼン公判が
島原万丈さんの「水辺はセンシュアス」と
指出一正さんの「水辺とソトコト」でした。
~~~以下キーワードメモ
・ポートランドには橋がいっぱいかかっている
・二子玉川は橋があまりかかっていない
・「橋をつくりたい」
・社外合意してから社内合意する
・市民(ユーザー)にまず話して、ワクワクすることから
・ローカル・ハピネスを定義していくこと
・水辺は大阪のアイデンティティ
・水辺が経済状況の象徴だった
・オーナーとスポンサーの縦の関係だけじゃなく、
利用者とアイデアサポーターという横のつながりをつくること
・シェア型複合ホテルに川床をつくる
・川床:水辺を楽しむ文化=江戸時代からずっと
・地元の人と旅行者が気軽につながれる
・「水」というコミュニケーション・ツール
・sensuous city 「官能都市」センシュアス・シティ。
・人間的でやわらかなモノサシで住むところをとらえなおす
・水辺はセンシュアス
・均質化していく都市=「再開発」というフォーマット
・失われる都市の身体性
・これまで都市の魅力をどのように測ってきたか?
・住みよさランキング(東洋経済)住みたいまちランキング(SUUMO)
・建物や施設がより大きく新しい。1人当たりの・・・
・人気投票=知名度
・官能都市=動詞で評価する
・関係性と身体性
・関係性(共同体、匿名性、ロマンス、機会)
・身体性(おいしい、街を感じる、自然を感じる、歩ける)
・盛岡・金沢⇒身体性が高い
・幸福度とセンシュアス度は相関している
・水辺は都市をセンシュアスにする:セーヌ川
・水辺でどんな行動を起こさせるか?
・ソトコト2011年:ロハス⇒ソーシャルへ
・もう時代が変わったからお前が編集長やれ
・川が流れている:命がつながっているということ
・ソーシャル3条件
・関係人口を増やす
・未来をつくっていく手ごたえ
・自分ごととして楽しい
~~~ここまでキーワードメモ。
初めて聞いたのは「官能都市」。
HOMES総研の島原さん、面白かった。
http://www.homes.co.jp/souken/report/201509/
こちらからDLできます。
(以下、レポートより抜粋)
「アクティビティ、空間、建築 ― この順序で」と、
都市計画が考えるべき最優先事項にアクティビティを据えるヤン・ゲール は、
「人間の次元」を都市デザインの基本単位にすべきだと訴える。
人間の次元とは、人間の身体や感覚に則した空間尺度であり、
徒歩の移動を前提とし、歩行者の目線の高さを最も重要なスケールとする。
このヤン・ゲールの主張の根拠には、「街の最大の魅 力は人」という都市に対する理念がある。
だから「街は、人びとが歩き、立ち止まり、座り、眺め、聞き、話すのに適した条件 を備えていなければならない」、
そしてそこへの近接方法として「これらの基本的活動は、
人間の感覚器官や運動器官と密接に結びついている」と官能の重要性を強調する。
(ここまで抜粋)
なるほどな~。人間の次元ね。
これ、あらゆる空間づくりに言えるなあと。
その場所で何をするのか?
そこからどんな空間があったらいいのか?
そして、どんな建物があったらいいのか?
と考えていくこと。
当たり前のことなのだけど、忘れがちなこと。
コミュニケーション・ツールとしての「水」
の可能性を感じた時間でした。
「本屋」「カフェのあるゲストハウス」「水辺」
がこれからの地域と旅行者をつなぐ
日常と非日常をつなぐ
空間になっていくのかもしれないなあと。
それを組み合わせたら素敵だなあと。
新潟市内野にも川が流れてますなあと。
Posted by ニシダタクジ at 08:25│Comments(0)
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