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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年05月21日

平成の野山獄をつくる

平成の松下村塾をつくらないか?

って言われたらちょっとワクワクする。

ツルハシブックスも
暗やみ本屋ハックツも、
そういう構造になっている。

でも、本当は松下村塾ではなくて、
「野山獄」が原点なんだよね。

海外渡航の罪で
吉田松陰が入れられていた野山獄。

ここで、驚くべきことが起こる。
吉田松陰は、一生そこから出られない人たちを観察し、
俳句教室や書道教室の講師にしてしまう。

「俳句教室、やりませんか?」と
本人にも、周りの在牢人たちにも声をかけて、
俳句教室が行われた。

するとどうだろう。
彼らがキラキラと輝きだすのだという。

小説「吉田松陰」を読んでいて、
このエピソードに衝撃を受けた僕は、
すぐに萩に向かった。

野山獄跡地を見て、
吉田松陰先生の墓参りをするためだ。

2004年4月。
桜舞う季節に、僕は萩にきた。
野山獄のエピソードが僕に火を灯した。

「学びあいで希望は生まれる」
というヒントだった。

平成の野山獄。
それは今の世の中にある、
僕たちのチームのようなものだ。

経済至上主義という獄の中で、
希望を生み出そうともがいている僕たち。

その有効なひとつの方法が
「学びあいの場をつくる」だ。

おそらくはツルハシブックスも、
暗やみ本屋ハックツも、
まきどき村も、
そのようなものを目指してきたのかもしれない。

次は大阪。
またしても僕は、平成の野山獄をつくります。

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Posted by ニシダタクジ at 07:45│Comments(0)思い
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