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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年06月09日

点と点がつながる

「つながる米屋」コメタクの
クラウドファンディングがスタート。
点と点がつながる
https://faavo.jp/niigata/project/report/1381

ツルハシブックスのすぐ近くにある
「飯塚商店」というお米屋さんでの女子3人によるプロジェクト。

1年間の準備期間を通して、
商店街との人間関係をつくり、
いよいよ米屋の改装に向けて動き出す。

スタンフォード大学での
スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチを思い出した。

Stay hungry, stay foolish.
で締めくくられるスピーチにこんな箇所がある。

You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけだ。
だから、バラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。

点と点がつながる。
あるいは、点と点はつながる、のかもしれない。

来月3日。
三重のわくわくスイッチの中村くんのところでの
トークイベントのために、プロフィールを書いていて、思い出した。

1993年。平成の大凶作と呼ばれ、
深刻な冷害と台風襲来のため、米の収穫高が激減。
主食用の米も足りなくなり、タイ米などを緊急輸入した。
12月にはガット・ウルグアイラウンドの交渉が決着し、
米の部分開放(輸入)が決定した。

当時、僕は19歳、浪人生だった。
満員電車のドアに挟まれながら、
津田沼の予備校の自習室に通っていた。

ニュースを見て、「日本の農業をなんとかしよう」
と新潟大学農学部に行ったら稲作を専攻しようと思った。
子どものころに途上国の様子を見て、
「国連に入りたい」と思うようなものだ。

あれから23年。
「つながる米屋コメタク」がデビュー。

点と点はつながるものだなあと、実感している。

「まきどき村」では
畑や食べることを中心に人と人がつながる、がテーマだった。
「ツルハシブックス」では、
本をツールとして、本屋を舞台として人と人がつながってきた。

「暗やみ本屋ハックツ」は、
本と10代をキーワードに、学びの場として機能している。

そして、
つながる米屋、コメタク。

届けたい人は19歳。
朝、米を炊くという暮らし。
暮らしの中に好きと隙を増やす。

彼女たちが紡ぎだすキーワードに、
心が動かされる。

3人ひとりひとりも、
過去のさまざまな点をつないで、
いま、コメタクという舞台にたっているのだろう。
そして、彼女たち自身もまた、ひとつの点に過ぎない。

人生には、きっと、「点と点がつながった!」
と思える瞬間がいっぱいあるのだろうなと思った。

ちいさな「点」を重ねていこう。
感性を信じて、「点」をつかんでいこう。

未来に先回りして点と点をつなぐことはできない。
いつか、つながった!と思える日が、来るかもしれないし、来ないかもしれない。

そんなかもしれない人生も素敵だなあと思いました。

つながる米屋、コメタクのクラウドファンディング、
あなたも参加しませんか?

https://faavo.jp/niigata/project/report/1381

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Posted by ニシダタクジ at 06:02│Comments(0)日記
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