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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年09月28日

「予測できない学び」というエンターテイメント

暗やみ本屋ハックツの社会人スタッフや
ツルハシブックス店員サムライの
モチベーションは何か?

あるいは、単位も無しで
課外活動に取り組み学生のモチベーションは
どこから来るのか?

あるいはどうやって起動・維持・発展していくのか?

僕はもっとも強いモチベーションの源泉は、
「予測できない学び」が得られるということなのではないかと思った。

中村さん直伝の振り返り手法。

「予測できたよかったこと」
「予測できた悪かったこと」
「予測できなかった悪かったこと」
「予測できなかったよかったこと」

を4象限で振り返り、
発表するというもの。

ここでは順番が大切で、
「よかったこと」で始まり、
「よかったこと」で終わる。

そしてなんといっても、
イベントやその他活動を「やってよかった」
と思えるのは、
「予測できなかったよかったこと」
が起こる(経験できる)からであろうと思う。

そして、
その出来事や、振り返りを通して、
「予測できない学び」を得るということ。

これが大きいのではないかと思った。

内田樹さんのいうような、
「教育のお買いもの化」
が進行する一方である。
(つまり、必要最小限のコストで、大きなものを手に入れる)

だから、大学はシラバスに授業内容を書き、
インターンシップ仲介団体は「得られる経験」
を企業や学生のヒアリングを通して、聞き取り、文章化し、アピールする。

それはまるで資格取得をゴールとした
通信教育講座のようだ。

そこにあるのは、「予測された学び」である。

しかし、
僕たちが、本当に喜びを感じるのは、
「予測できない学び」に出会ったときではないだろうか。

地域には、現場には、そして本屋には、
「予測できない」出来事が広がっている。

そこでの経験を通じて、
予測できない学びを得ること。
そこに本当のエンターテイメントがあるような気がする。

すべての商品やサービスが、
「機会」を売るものだと仮定するならば、

ハックツやツルハシブックスが売っている「機会」は、
「予測できない学び」というエンターテイメントなのだろうと思う。

そしてそれこそが
若者が欲しているものなのではないだろうか。

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Posted by ニシダタクジ at 08:01│Comments(0)アイデア
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