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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年11月18日

「自由」と「承認」と「尊厳」

「自由」と「承認」と「尊厳」
「14歳からの社会学」(宮台真司 世界文化社)

実は宮台先生の本、初めてです。
なんていうか、食わず嫌い王でした。

いきない第1章<自分>と<他人>のところから
ガツンと来ます。

~~~ここから一部引用

「尊厳」と「承認」のメカニズム

実は、君が他者に対して自由にふるまえるためには
「尊厳」が必要だ。

「尊厳」は、君以外の人(他者)から「承認」される経験を必要としている。
逆にたどれば、他者から「承認」された経験があるからこそ、「尊厳」(「失敗しても大丈夫」感)
が得られ、それをベースに君は自由にふるまえるんだ。

1 君が「試行錯誤」する(「自由」
2 それを他者が認めてくれる(「承認」)
3 「失敗しても大丈夫」感をいだける(「尊厳」)
⇒1 安心してさらに「試行錯誤」する⇒2・・・

という循環が、人間を社会的に成長させる。

たとえば

1 学校で君がある授業を選んで「この選択はよかった/失敗した」と思う
2 他者が「よかったね。次もがんばって」/「残念だったね。でも次がんばればいいじゃん」と君にいう
3 君は「次もがんばるぞ」/「次はがんばるぞ」と意欲を出す

子どもが大人になるとは、他者たちと交流する中で、
「試行錯誤」をくり返し、「みんなはこういうことを『承認』するんだ」
ということを学んで経験値を高め、「自分はたいてい大丈夫」という
「尊厳」を得ていくことだ。

ところがいまの社会で問題なのは、
「みんな」がよくわからなくなっていること。

「みんな(他者)」は、「ぼく」や「君」に承認をあたえてくれる
大切な存在だ。それが誰だかわからなくなると、
「ぼく」や「君」の「尊厳」は望みうすになる。

すると、今度は悪循環が始まる。
「承認」を与えてくれる「みんな(他者)」がよくわからない
⇒安定した「承認」を得られない
⇒安定した「尊厳」も得られない
⇒自由に試行錯誤できない
⇒ますます「みんな」がよくわからなくなるという悪循環だ

悪循環に陥った結果として3つのタイプがある。
1 他者に「承認」してほしいあまりいい子を演じる、遠慮して意見を言わない
2 まわりの期待と自分の能力の落差に怯え、試行錯誤に踏み出せない
3 承認されない環境に適応して、尊厳を投げ出す

この3つ目のタイプが
宮台さんのいう「脱社会的存在」であるという。

~~~ここまで引用

なるほど~。
これは14歳にもわかるような文章だなあ、素晴らしい。

これを大学生になってから
リハビリするとしたら、やはり、
田舎で地域系の何かに出て、「承認」を得ることが
近道なのだろうなと思う。

承認⇒試行錯誤⇒承認⇒尊厳

のサイクルを回し始めること。
これが地域コミュニティ、特に田舎の地域コミュニティの役割なのでは
ないかと思うし、それがもっとも、効率的な「尊厳」の回復方法ではないかと
僕は思っている。

茨城・常陸太田の里美とか、新潟の粟島とか、かなりいいと思います。

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Posted by ニシダタクジ at 08:02│Comments(0)日記
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