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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年12月19日

中高生に必要なのは「居場所」ではなく「劇場」

「居場所」という場所があるのではなく、
居場所という「瞬間」がある。

アサダワタルさんの
「コミュニティ難民のすすめ」の表現によれば、

自分にとって居場所とは、場所ではなく、
「今この瞬間」という「時間」そのものだった。
そしてそれは当然のように常に変化し、転がってゆくものだ。
その感覚ってすごく大切だと思う。

「場」が「居場所」になった瞬間、
そこへのある種の「安定」というか、
変わらないでほしい、というか、保ちたい
というか、そういうのが始まってしまう。

ツルハシブックスは本屋のような劇場
を目指してきた。

では「劇場」とは、なんだろうか。
「劇場」とは、たとえば、中高生にとっては、
「居場所はそこ(学校)だけじゃない」と自ら気づけるところである。

そこでなぜ、本なのか?と、問われたら、

本のある空間こそが多様性を表現している、
と僕思っていたのだけど、
早稲田大学の松永さんが言っていた、
「特異性」と「普遍性」というキーワードが
思い出された。

これは芸術・文化のキーワード。
芸術は特異性と普遍性の表現であるという。

本のある空間において、
本は1冊1冊は特異、個性的でありながら、
自分たちは同じ人間である、ということを
風景以上に伝えてくるのではないか。

「サードプレイスを支配しているのは常連客」
http://hero.niiblo.jp/e209391.html

なるほどな。
本をもっと入れ替えていくこと。
新規の「本を買うことが目的」のお客をきっちりと入れていくこと。
そういうことが必要だったのだろうな。

「居場所」になってはいけなかったのだ。

サードプレイス=第3の場所は
第3の「居場所」になってはいけないのだ。
(多くの場合、学校や家庭を上回り第1の居場所になる)

だとすると、
本屋のような劇場は、
実際の固定された場である必要がないのかもしれない。

カフェの心地よさは、
1 そこに居合わせた人の目的がそれぞれ異なること
2 そもそも構成メンバーが変わること

そこから来るのではないか、と
武雄市図書館にいったときに感じた

分断から共存へ
http://hero.niiblo.jp/e302022.html

に書いてある
いろんな想いを持った人が、場を共有していて、
それがステキな一体感というか、アート作品のような
空気感を出している。

そういう空間。

福島の下枝さんがこの前言っていた
「地域づくりはジャズセッションだ」

ジャズのセッションは
メンバーと方向性だけが決まっていて
そこから演奏が始まっていく。

そういう一期一会感が必要なのだ。

だから、
そんな一期一会のある「劇場」をつくっていくこと。
場が適度な緊張感を持ちながら、
新しくそのセッションに入ってくる人を受け入れていくような、

そんなジャズのセッションのような劇場を
つくっていくこと、かなあ。

「居場所」という場所は不要で、
「劇場」をたくさんつくり、

「居場所という瞬間」をつくっていくこと、なのかもしれない。

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Posted by ニシダタクジ at 08:04│Comments(0)日記
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