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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年01月17日

なぜ本屋だったのか?

なぜ本屋だったのか?
と聞かれるけど。
いろいろ理由はあるのだけど。

不登校の中学生の家庭教師をしたとか、
サンクチュアリ出版の営業をしたとか、
郡山のヴィレッジヴァンガードの店長とか、
インターン事業のプラットフォームが欲しかったとか。

いろいろ言語化されていることは
あるのだけれど。

今回の九州で、わかったこと。
やっぱり本屋だったんだなあということ。

箱崎・キューブリック・丸充酒店・見月さん
小倉・旦過市場・大學堂・竹川さん
天神・ひとつ星・屋台・白石さん
古湯・泊まれる図書館・キッチン10・白石さん
熊本・正統的周辺参加・ねぎぼうず・松尾さん
鹿児島・居場所・第3の場・本の処方箋・4人のスタッフ大学生と参加者

僕にとって本屋とは、
「新しい世界との境界」で、「コミュニケーション」で
「人と人が出会う」ところであり、
システムとしての「場」であり、
本への「愛」を届ける「実験場」であり、
「癒し」であり「多様性」であり「地域への愛」であり、
「参加の仕組み」であり、
固定された「居場所」ではなく「流動性」のある「第3の場」であり、
そして、「学び」にあふれた「劇場」だったのだ、と。

そんな「劇場」のような本屋を。
いや、本屋のような「劇場」を
この世につくっていくことこそ、
僕のミッションなのではないかと思った。

最後の鹿児島は、
ジャズセッションのようなライヴ感のあるイベントとなった。

「本の処方箋」もしてくれた参加者のひとりからメッセージをもらった。

~~~ここから引用

今日のお話を聞いて、悩みが解決した気がします。
診察のときに”いま満たされているのが悩み”って言いましたが、
たぶん、私は今まで人生の充実ばかり求め過ぎていたんだなって思いました。
だから、目的を果たした途端、
何を目的にして進めばいいか分からなくなって迷っていたんだと思います。
これからは、もっと場の楽しみを追い求めてみようと思います!笑

役割を果たすだけじゃなくて、色んな劇場で色んな役を演じてみようと思いました!
今までは、何か悩みがあると1人でひたすら考え込んで
落ち込んでしまうのが当たり前だったんですけど、
今日みたいに、あんなに楽しく落ち込まずに悩みを解決する方法があったんだなって、
終わった後で気がついてすごく衝撃でした笑

なんだか落ち着く場所で、すごく幸せな時間でした(o^^o)
今日のイベントが背中を押してもらうきっかけになった気がします。
処方していただいた本も読んでみます!本当にありがとうございました。

~~~ここまで引用

イベントでは、
「第3の場」と「居場所」について
参加者全員で考えるという、そんな話になった。
(打ち合わせと全然違う)

「人生を充実させる」には「役割」があることが大切だけど、
「場を楽しむ」には「役割」ではなく「役」を演じることが大切なのではないか。

「第3の場」は、
必ずしも空間ではなく、時間でもいいのだと。
いてもいい、と存在が許される空間・時間なのだと。
そういう時間と空間と関係性が「第3の場」をつくるのだなあと。

そしてそれは時間的継続性を持たず、
一瞬一瞬を楽しむ場になっている。

いい意味で無責任というか、
ゆるやかな「役」があるかもしれない、ということ。

おそらくはツルハシブックスが目指していた「本屋のような劇場」は、
そんな「場」だったのだろうと思う。

そういう「場」をつくるには、
本屋という「システム」はかなり魅力的なものと
なるのだろうなと改めて思った。

鹿児島のイベントを企画してくれた
4人の大学生のみなさん、ありがとうございました。

15日・鹿児島を目標に
予定を組んでいたら、
自分自身を問い直す。
とても有意義な時間となりました。

本当にありがとうございました。

最後に翌日の朝活で思ったこと。
主催の1人がさまざまな場所で自分を演じる、
というのを図解して書いていて、
それを支える「受け止める」「受け入れる」存在
という図解を書いていたけど、

そういう、ありのままを愛してくれる存在、
受け入れてくれる存在を、
きっと多くの人、特に中高大学生は必要としていて、

そんな存在に、本屋ならなれるんじゃないか。
きっとそれが僕が本屋である理由なのではないか。

だから、次は「畑のある本屋」なんだと、
自分の中でしっくりきた、九州縦断でした。
最後まで、大きな学びをありがとうございました。

写真は末吉くんが撮ってくれました。
なぜ本屋だったのか?

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Posted by ニシダタクジ at 09:15│Comments(0)日記
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