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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年01月30日

「意識高い系」から「視野が広い系」へ


「自分でつくるセーフティネット」(佐々木俊尚 大和書房)

佐々木俊尚月間の12月の最後に
手に入れた1冊。

佐々木さんの本を読んでると、
視野が広がった感じがしますね。
視界が晴れていくというか、
世界って広いんだな、と。
歴史って長いんだな、と。

目の前のある世界が
いかに特殊な前提の上で成り立っているか、
って思います。

これからは
「意識高い系」ではなくて
「視野が広い系」が流行るんじゃないかな。

というか本屋さんの本質ってそこかも。
そんな本屋さんになりたい。

上昇志向から複眼、多眼思考へ。
そんな生き方、暮らし方を求めている人に
それに会う本を提供したいなあ。

と、まあ前提はおいておいて。

この本では、第4章で
「見知らぬ他人」をあんまり信用してはいけない、
いわゆる「人を見たら泥棒と思え」
というのは本当か?と問いかけます。

かつて、
「見知らぬ他人」を最初から信用していた時期があったのではないか、と。

~~~ここから一部引用

ムラ社会ってのは、農村で
みんなが強く強くつながって団結している社会で、
だいたい江戸時代ぐらいに成立したって言われてます。

それまでは農村といっても、半分武士で半分農民
みたいな村民が中心で、何かことがあると
刀や槍や弓矢持って戦いにいったりしてた。

黒沢明監督の「七人の侍」は、
戦国時代を舞台にして、
農民は弱くて小ずるい者たちとして描かれているが
これは史実とは違っていて、

農民が武器を捨てたのは、戦国時代の終わりに
豊臣秀吉が刀狩をしてからのことで
それまでは武士と農民の境ははっきりしてなかった。
江戸時代になってからも下級武士は、農業したり
内職したりしてきたけど。

武器をとりあげられて、しかも定住するようになって、
農村の共同体がきっちり固まるようになって、
人間関係が思いきり固定されるようになりました。

これは日本が農業国家だった昭和の初期ぐらいまで
ずっとそうだったんですよね。

そして戦争が終わって、高度成長が始まって、
農村の人たちが都会に出てきて工場に勤めるようになると
農村の共同体の役割を、今度は会社が務めるようになった。

終身雇用で勤める会社が、
「おらが村」みたいな感じになったってことです。

~~~ここまで一部引用

なるほど。

だから、佐々木さんは、
江戸時代からこの400年が
ムラ社会という共同体で生きてきて
その特徴が「人を見たら泥棒と思え」
ということだったということだったんです。

村の中の人とは信頼しあって、
強いきずなで団結して生きていくけれども、
外の人は基本的に信用しない。

そして、
日本人が和を重んじているのは、
きずなが強くて団結しているのではなくて、
システム的に「相互監視」の仕組みになっているからだと言います。

もう、すごいですね。
これが同調圧力の正体なのかと。

目の前にあるみんなと一緒でなければならない
という同調圧力の源泉はどこからくるのか?

そんなことを考えてみると、
「視野が広い系」大学生に近づけるのかもしれません。

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Posted by ニシダタクジ at 08:03│Comments(0)
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