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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

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土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
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2017年02月06日

一座建立


「キュレーションの時代」(佐々木俊尚 ちくま新書)

5年前に読んではいたのだけども、
佐々木俊尚月間を過ぎて2か月。
あらためて読んでみようかなと。

そしたら、やっぱり、
今でも色褪せない、シビれる感じだなあと。

今回のブログは
その中から、お茶の話を。

~~~ここから引用

「主客一体」という言葉があります。
禅に由来する言葉で、
客のおもてなしというのは
招くあるじが一方的に行うものではない。
招く側(ホスト)と招かれる客(ゲスト)が協力し、
ともに一体となってつくりあげるものであるという意味です。

そこではホストとゲストの間に、
その場で生み出される芸術に対する共鳴がなくてはならない。

お互いが共鳴し合ってこそ、
ホストとゲストがおもてなしの場を共有し、
一体感を感じ、素晴らしい芸術を生み出すことができる。

これを茶道の世界では、「一座建立」といいます。

(中略)

茶道の世界では、あるじと客が一体となってその場をつくる。
これが一座建立で、主客一体の理想のあり方だと考えられています。

欧米の伝統的な文化が
ホストとゲストの関係性を固定しているとされるのに対し、
日本古来の主客いったいではホストとゲストの関係は
常に対等で、共鳴によってお互いが協力していく。

客の側も「オレは客でござい」と威張るのではなく、
あるじが何を考え、どのような趣向を見せようとしているのかを
言葉にせずに察して、それに共鳴してふるまうような「客ぶり」が求められる。

(中略)

「日本文化がはぐくんできた、主客一体の相互コミュニケーションが
インターネットの場でも成立する可能性はあると思う。
というか、一部では成立していると思う。」

「インターネットがある程度価値観や興味を共有した人々をつなげるからだ。
ブログなどへのコメントやツイッターの呟きの連鎖の中には、
すでにこうした『主客一体』の関係が存在すると思う。」

「価値観や興味を共有」している人たち、つまりコンテキストを
共有している人たちの間では、たがいが共鳴によってつながり、
そこにエンゲージメントが生み出されるのです。

~~~ここまで引用

いいですね。
そうそう。
こういう感じ。

ツルハシブックスの「劇団員」
っていうのも、

「気がついたら私も、
本屋という舞台の、
共演者になっていました。」

というキャッチコピーも、
そんな世界を実現したいからではないかと思います。

「一期一会」という言葉や瞬間に終わるのではなく、

「一期一会」の空間と時間を共に作り上げていく、
そんな共演者たちが「エンゲージメント」していくような空間を、
本屋で目指したいのかもしれません。

一座建立。
いい言葉をいただきました。

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Posted by ニシダタクジ at 08:07│Comments(0)
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