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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年02月12日

「少数派」を好きになるということ

福島に来ています。

朝7時から、大学生4人とミーティング


おとといの農家ヒアリングで大学生が聞いた一言。

「農業は可能性だらけだ。」

ホント、僕もそう思う。

「顔が見える」っていうのは
つくっている人の顔が見えるだけでなく、
食べている人の顔が見えるということでもある。

とか。
いろいろ学びが多かった。

そして今回、
僕がもっとも痛切に感じたのは、

「食」や「農」というテーマは、
若者のアイデンティティ問題にとっては、
解決策のひとつとなるのではないか?
という仮説だ。

若者のアイデンティティ問題。

たとえば、
「自信がない」とか
「やりたいことがわからない」とか

その大きな原因は
満たされていない承認欲求、
とくにベースとなる「親和的承認」の機会の少なさにあると
僕は考えている。

参考:「評価」ではなく、「承認」を必要としている。
http://hero.niiblo.jp/e470668.html
(2015.7.16)

その解決策は、商店街や離島に行くことだと思った。
そこで存在そのものを受け入れてもらうことが大切ではないかと。

もうひとつ、方法があるのではないか。
それが「食」や「農」なのかもしれないと思った。

有機農家やオーガニックレストランの
運営者に話を聞くこと。
価値観を揺さぶられること。
そして好きになること。

そのプロセスの中で、
大学生は「好き」という関係性を築いていく。

その「好き」の関係性を増やしていくこと。

結局、個人のアイデンティティは
その人の中にあるのではなくて、関係性の中にある。
フェイスブックは関係性の可視化ツールで
あるからこそ、ときに喜びや出会いを、
ときに悲しみや嫉妬を運んでしまうのではないか。

しかし、ネットの中ではなく、
リアルな社会に、「好き」という関係性をつくっていけるか、
それがアイデンティティにつながっていく。

「恋愛したいけどできない。」
と思っている女子には、自信が足りないのだと大人はいう。

「人を好きになる前にまず自分を好きにならなきゃ」
という謎のアドバイスをするおじさんもいる。

しかし、
簡単に言っても、「自分を好きになる」っていうのは
そんなに簡単なものではない。

だから、まず、恋愛ではなく、人を好きになる。
それは、お気に入りのお店でもいいし、住みたいまちでもいい。

その「好き」を好きだと自信を持って言えるとき
(それは決して好きである理由を述べられるという意味ではない)
人は小さな自信の階段を登るのではないか。

今回、大学生たちがヒアリングした農家はしきりに、
自分たちが「少数派」であることを語っていたという。

僕は、そこにまた違った希望を見た。

つまり、「少数派」である人たちを
かっこいい、とか、尊敬できる、とか
好きになった時点で、
自分の感性への自信が少し増しているのではないか。

その他大勢ではなく、
自分が感じる「好き」を集めていくこと。
その入り口を食べることにすること。

今回のミーティングは、
若者のアイデンティティ問題を
「食」「農」というフィールドで、アプローチできるのでは、
という仮説を得た、僕にとっても収穫の多いものとなった。

もうひとつ。
つけ加えると、「伝え方」のこと。

「伝えよう」とすると、伝わらないのではないかと思った。
今回はひとりの大学生の言葉に胸を打たれた。

それは、彼女自身が、
農業者の話を聞いて、価値観を揺さぶられたのを
素直に表現していたからだ。

こんなことは今まで考えてなかった。
世界が広がった。

そんなことを自分の言葉で紡いでいた。
実はそれこそが「伝わる」言葉なのかもしれない。

僕たちはいま、
新しいメディアをつくろうとしている。

大学生や高校生が「食」「農」をテーマに取材し、
学んだことをアウトプットするプロセスの中で、
価値観に揺さぶりをかけ、生き方を探っていく、
その探っていく過程そのものに、
実はメディアとしての価値もあるのかもしれない。

感じたことを素直に書いていくこと。
それをアウトプットしていくこと。

それを繰り返すことで、
小さなメディアができていくのかもしれない。

「食」「農」の可能性を感じた1日でした。
ありがとうございました。

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Posted by ニシダタクジ at 05:23│Comments(0)学び
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