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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

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2017年02月13日

東洋的キャリアのつくり方


「自分をいかして生きる」(西村佳哲 ちくま文庫)

年始の「自分の仕事をつくる」につづいて、
西村さんの本読み直し。

いやあ、すごい。
読み直しても、いまいるステージに響く言葉だらけ。

昨日は、佐藤孝治さんと
その仲間たちとの観劇の会でした。



1998年11月。
大学院の1年目に、僕は伝説のバー、
王子・「狐の木」に足を踏み入れました。

あの日も、
王子小劇場で熱いお芝居を見た後で
「農」を語る熱い飲み会に参加。

「熱い」「アツい」
ってそのころから使っているな。(笑)

昨日の裏テーマは、
キャリアドリフト
=プランドハプンスンスタンスセオリー(計画された偶発性理論)

だったのだけど。

そのテーマと
「自分をいかして生きる」が
なぜかマッチしていて、すごいなと思った。

西村さんは本文の中で、

「好きなことを仕事にする」とか
「やりたいことをやれ」とかいう話に、
問いを投げかける。

~~~以下本文より引用メモ

好きなことよりも「大切にしたいことは?」
という問いのほうがまだ有効なんじゃないかと思う。

あるいは、「自分がお客さんでいられないことは?」という
問いはどうだろう?

他の人がどれほど素晴らしくやっていても、
その成果の享受がただ楽しめること。
他の誰がやっていても構わずにいられる仕事は、
いわば他人事の仕事と言える。

気持ちがザワザワする。落ち着かない。見たくない。悔しい。
時にはその場から走り出したくさえなるような、
本人にもわけのわからない感覚を持て余す感覚を
感じている人は、そのことについて
ただのお客さんじゃいられない人なんじゃないかと思う。

悩みや葛藤は自分そのものだ。
これまでの経験や環境など、自分のすべてがあることで、
それが悩みになりえる。

「できてない」ことが、可能性でもあるということ。

心の水面にさざ波が立つ時。それまで平坦だった気持ちに、
プクッと微かな膨らみが生じる時。
その下には、まだ現実化していないなにかがある。
それはほかでもない、自分だけの資産だ。

「ザワザワする」ところ。「お客さんではすまない」部分。
「好き」より、さらに前の感覚的なもの。

~~~ここまで引用

なるほど。
「好き」より前の違和感。
これを感知することから始まるのだな。なるほど。
やっぱり感性って大切だ。

さらに、ロサンジェルスの宿をやっているバッツィーさんの話
で、昨日のお題に近づいていく。

~~~以下さらに引用

その時その時に自分が正しいと思ってやってきたことが、
何かにこういう結果につながってるとしか言えない。
つまり目標よりプロセスを重要視して、歩きながら行く先を決めて行くようなスタイルね。

こういうのはむしろ東洋的な考え方かも。
少なくともアメリカ的なやり方ではないと思う。

「はじめれば、はじまる。」ということ。
逆にいうと、
「はじめないかぎり、何もはじまらない」というものだった。

あの頃の自分に会えるとしたら、ただ黙って話を聴く。そして
たまらなくどうである、とか、わけもなくこうである、
といった感覚的な言葉が顔を覗かせたら、さらに耳を傾けると思う。

他人からもらったアドバイスより、
口に出してみた気持ちや自分が語った言葉の余韻が、
再び自分に揺さぶりをかけて、
それが次の場所へ向かう足掛かりになってきた感覚があるからだ。

やってみて、そこから何か手がかりを得て、
またやってみるというスパイラルをまわすことの他に、
人間、あるいは生命がその力を展開させてゆく道筋はないと思う。

どの時代にもそれまでなかったことや、まだ教科書が編まれていないこと、
誰も教えてくれないようなことを手探りではじめた人たちはいて、
彼らはどうそれをやったかというと、ただ無我夢中でやったのだと思う。

~~~ここまで引用

そうそう。
これだよね。
これなんですよ。

佐藤孝治さん(コージさん)の生き方そのものだった。

就活する学生をエンパワーメントすることで、
学生が、そして就職した人たちが元気になり、
日本が元気になっていくんじゃないか。

そうやって、テーマ別就活メーリングリストと
オフ会から始まったジョブウェブ。

創業したコージさんのやっていることは
今も変わらない。

一緒に銭湯に行き、メシを食って、語る。
そこに観劇が加わっていたけど、
20年前からずっと、そうやってやってきたんだ。

僕は18年前にコージさんに出会い、
「まきどき村」構想を語り、翌年にオープンした。

そのオープン日に、
コージさんは新潟で僕と荒れ地で石を掘っていた。

「それ、面白そうだね。やってみたらいいよ。」
そんな声を今も、掛けつづけているんだな。

なんだか、ちょっぴり苦しくなった。

苦しくて、うれしくて、あたたかい。

なんとも言えない気持ちになった。

別れ際、大阪で体操教室をやっている舟木くんが
「やらなアカンな。」って言って、帰って行った。
まぶしかった。

「キャリアドリフト」
っていうのは、東洋的な考え方なのかもしれない
と思った。

相手に合わせて、自分が変化する。

相手と一緒に、何かをつくっていく。

自然を支配するのではなくて、自然と一体化していく。

合気道や茶道や、日本庭園のような、

「相手」が「就職する会社」や「与えられた仕事」、
そして「自然」が「未来」だとしたら、

やってみる。
違和感に耳を傾ける。
生き生きとする瞬間を見つける。

そんなキャリア形成こそ、心地よいのではないか。

コージさんと一緒につくりたい未来も、
少し見えたアツい夜になりました。
ありがとうございました。

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Posted by ニシダタクジ at 08:21│Comments(0)
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