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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年03月13日

かつての市場が交換していたもの

かつての市場が
交換していたものは、
モノだったのだろうか。

小阪裕司さんの
「心の時代にモノを売る方法」(角川ONEテーマ21)を思い出す。

かつての市場が交換していたもの

http://hero.niiblo.jp/e386148.html
200年隠れていた「贈与と交換」の経済
(2014.3.23 20代の宿題)

この本に引用されている山崎正和氏の本
「社交する人間」(中公文庫)

「経済の第一の系統は生産と分配の経済であって、
これは同質的で均一的な集団を形成しながら、
それによって生産物の効率的な増産を目標としてきた。

これに対して第二の系統をつくるのが贈与と交換の経済であって、
言葉を換えれば社交と商業の経済だといえる。」
(社交する人間より)

この第1の系統である
「生産と分配の経済」は、
共同体が「生き延びる」ために必要な経済であったと言えるだろう。

それに対して、
第2の系統である「贈与と交換の経済」は、
個人が楽しく豊かに「生きる」ための経済だったと言えるだろう。

なるほど。
そもそも市場の起源は、
贈与と交換の経済の実現場所だったのではないか。

かつて、コミュニティは基本的に
家族を単位とし、「自給自足」してきたはずだ。

そのあいだに「市場(いちば)」が成立していったのだと思う。
その市場で最初に取引されたものは、
おそらくは生活必需品というか、
生きるのに必須のものではなかっただろう。

すでに生きていくだけの何かはあった。
その余剰物を、交換するところから市場は始まっているはずだ。

そしてそこに旅人としての商人の存在があり、
旅先で手に入れた様々な珍しいものを売ったのだろう。

「商人はめぐりあった消費者に商品の物語を説き、
その心を魅惑する会話の成功とともに需要を創造したのであった。」

きっとそうだ。
かつて市場は、そもそも商品というよりも、
共感や驚きを売ってきたのではないか。
物語を売ってきたのではないか。

未知なるものを、共感という舞台を
出現させることで売る。それが市場なのではないか。
商人はそこで学び、技を磨く。

市場は、劇場であり、また学びの場であった。
未知なるものを知る場所であった。

「小商いをやってみる」
っていうのが少し流行っているようだけど、
もしかしたらそこには、根源的な「生」があるのではないか。

未知のものばかりが売っている市場では、
まずは感性がヒットする。
おや?と心が奪われる。
そこで商人が語る。

その物語や人の魅力に心惹かれて、
人はモノを買ったのではないか。

そのときに買っていたのは、
モノではなかったのだろう。
「共感」だったのだろう。

そういう意味では、
いま、世の中で動いている
「クラウドファンディング」は文字通り
「共感」を介して、お金が動いている。
つまり、共感を取引していると言えるのではないか。

「小商い」や「ナリワイ」と呼ばれるものは、
まさに生命的な本能がそちらに向かわせているのではないか。

「市場(いちば)」は交換の場であり、
エンターテイメントの場であり、学びの場でもあったのだろう。

たぶん、これから始まるプロジェクトって
そういうのをやりたいのだろうな、って思っている。

次のステージがだんだんと見えてくる。

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Posted by ニシダタクジ at 07:59│Comments(0)日記
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