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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2017年05月17日

本を通じて「手紙」を届ける

川崎市・南武線武蔵新城駅の前で進んでいる
「新城劇場~屋台のある本屋」プロジェクト
昨日はスタッフ合宿が行われていたみたい。

今度の日曜日、21日からは、
ついに、「暗やみ本屋ハックツ@新城劇場」
の工事がスタート。
(工事に参加してくれる10代・大学生を募集しています!)

「暗やみ本屋ハックツ」
2015年9月から毎月1回東京・練馬・上石神井でコツコツと
回数を重ね、20日に近所のカフェへ移転・再オープンする。
(5月からは第3土曜日が定例になります)

武蔵新城では、随時オープンな場にできそうで楽しみ。

この前、ラジオのインタビューで答えたのだけど、
「屋台のある本屋」の近い将来イメージは、
今度の夏休みくらいには、高校生が屋台で
小商いを始めているような場所になるといいなと思っている。

アクセサリーを作って売ってもいいし、
古本屋さんをやってもいいし、
雑貨屋さんをすたーとしてもいい。
資金がなかったらクラウド&リアルファンディングするのもありかな。

そんな高校生を発掘するための
きっかけにもなる「暗やみ本屋ハックツ」

サンクチュアリ出版の金子さんが顧問となって、
大きな推進力となっている。
(僕がサンクチュアリで営業をしてたころは上司だった。)
※6月10日(土)には武蔵新城に金子さん登場します。

金子さんと、2015年の上石神井オープンのとき、
福岡・大阪ツアーに行って、トークライブをした。

そのときに強く思ったこと。
ハックツは「手紙」なんだってこと。

10代に本を届ける、のではなくて、
本を通じて、手紙を届けるのだと。

「手紙」といえば思い出さずにはいられないのが、
2008年、NHK合唱コンクールの課題曲、アンジェラアキの「手紙」。
歌いながら涙する中学生の姿が日本中に届けられた。

~~~以下、2015年3月31日のブログより引用

苦しい。
なんという違和感。

いまでも僕は、
この歌を聴いて、共感はするけど、
僕は何とも言えない無力感に襲われる。

「十五の僕には誰にも話せない悩みの種があるのです。」
という十五歳の自分に対して、
「自分とは何でどこへ向かうべきか問い続ければ見えてくる。」

って。
そんな道徳的なことを言って、
果たして15歳は救われるのだろうか?

「誰にも話せない」のはなぜなのか?

そもそも「誰にも」の「誰」が
親と友達、学校の先生しかいないのではないか?
だから15歳はネット上に救いを求めているのではないか?
そんな地域社会に誰がしたのか?

そう思うと、僕はなんとも言えず悲しくなる。

~~~以上ブログより引用

そんなやり場のない憤りを感じた2008年だった。

「暗やみ本屋ハックツ」は、
地域の大人が寄贈した本にメッセージを書き、
それを暗やみで懐中電灯の灯りを頼りに、
10代が本を探し、ハックツするという仕組み。
気に入ったら1冊100円で買うことができる。

そのメッセージは「手紙」だ。

実は、暗やみ本屋ハックツは、
本を届けるのではなくて、「本」を通じて、
10代へ「手紙」を届けるプロジェクトなのである。

金子さんと話をすると、
売れた本には、「手紙」の要素があるという。
僕は金子さんとトークをしたとき、
ああ、仕事って本当は手紙なんだって実感した。

工藤直子さんの詩「あいたくて」が
僕の仕事観を表しているのだけど。

あいたくて
工藤直子

 あいたくて
 だれかに あいたくて
 なにかに あいたくて
 生まれてきた──
 そんな気がするのだけれど

 それが だれなのか なになのか
 あえるのは いつなのか──
 おつかいの とちゅうで
 迷ってしまった子どもみたい
 とほうに くれている

 それでも 手のなかに
 みえないことづけを
 にぎりしめているような気がするから
 それを手わたさなくちゃ
 だから

 あいたくて

この詩が僕の仕事観、人生観の出発点になっている。
にぎっている手紙を渡さなきゃいけない気がするから、
今日も仕事に行くのではないだろうか。

ドラッカーの質問でいえば、顧客はだれか?
という問いである。

そして、暗やみ本屋ハックツは、
それを端的に具現化したものであると思う。

手紙を届けたい相手を想像して、
手紙を書き、それが1人の人に届く。

そういう意味では
「暗やみ本屋ハックツ」は、
本屋ともライブラリーとも違う、何かであるように思う。

テレビの中からアーティストが
「負けないでがんばれ」と言うことで
多少の癒しはあるかもしれない。

でも単なる近所で今を生きている一オッサンから
届けられる本とそこに付いた一遍の手紙。

それは、文章そのものではなく、
そこにある「思い」こそ、「祈り」こそが価値だ。

そしてそれが何かの「きっかけ」になる。

そんなものを届ける本屋が武蔵新城にもできます。

あなたも10代に手紙を届けませんか?
寄贈本、随時募集しています。



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Posted by ニシダタクジ at 05:49│Comments(0)
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