プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

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2017年05月24日

リスペクトより「心を開く」がほしい

過去の経験にどんな意味があるのだろうか?
それは自分にしか解釈できない。

僕がいつも話す、
2002年1月の不登校の中学生の話。

あれは、
「多様な大人との出会いの場が
中学生にとって必要なのではないか。」

そしてそれは、
いろんな職業でバリバリ活躍している
「カッコイイ大人」たちではないんじゃないか。

いまだに中学高校のキャリア教育の現場
で行われている「ロールモデル」モデル。
目標となるような大人に出会うこと。

最近では地域のNPOもそれをサポートしている。
しかし、そんな学校に呼ばれるような大人は、
いわゆる「ちゃんとしている」大人だ。
少なくとも週5日は働いているだろう。(笑)

そして、何よりも、
学校という四角い空間の力の無さ。
蛍光灯の明かりが象徴している
「効率性」がもっとも重要視された空間。

義務教育空間そのものが、
「効率性」をメッセージとして伝えている。

そうじゃない。
多様な価値観とは、
坂口恭平が「隅田川のエジソン」や「東京0円ハウス0円生活」
で描いたような人たちと出会うことによって得られるのだ。
そんな大人との出会いをつくりたい。
それがツルハシブックスの出発点だったと思う。

3年前、「本の処方箋」というコンテンツが始まり、
パワフルな機能に僕自身が驚いた。

「あなたの悩みに本を処方します。」

そう言っただけで、
初対面の人たちが、
自分のホントの悩みを話してくれるのだ。

それは、僕がカウンセラーではなく、
本屋のおじさんだから。

「どうせ、このおっさんに話しても、
本紹介してもらったぐらいでは、
悩みなんか解決されるはずもない。」
という安心感(?)が、本当の悩みを話させるのではないか。
素晴らしいコミュニケーションデザインだと思った。

そんな話をしているときに、友人から
「若者と向き合いたいんですね」と言われ、

あれ?っと思った。
いや、僕は向き合いたくないな、と。
本のほうを向いて、
その悩みは聞き流したい、と思った。

本の処方箋は、相手と向き合わないで、
本棚と向き合う。

そしてそのときの最大の気づきは、
「ああ、僕は共に悩みたいんだ」って思った。

中学生の彼と出会ったとき、
僕自身が無職だった、先行きがわからなくて不安だった。
だから、彼と一緒に悩みたかっんだと思った。

そして、昨日。
取材を受けたある人との対話。

西田さんって注目されたんでしたっけ?
なんか微妙に注目されすぎたくないような。
道化ですよね、ある種。

道化。
そうかも。

僕が最大にリスペクトしているのは、
「ホスピタルクラウン」の大棟耕介さん。
彼の生きる姿勢が大好きだ。
あとは、カリスマへの嫌悪感はたしかにある。

「カッコイイ大人」と出会い、リスペクトする。
しかしそれをロールモデル(目標)としては
いけないのではないか。
カリスマのファンになるのはいいのだが、
思考停止してはいけないのではないか。

絶望とは思考停止であり、
希望とは考え続けることだと思うから。

そういう意味では、僕が道化を演じるのは、
(演じているのかどうかわからないけど)
相手の心を開くためなのではないか。

そんな風に思った。
そして口をついて出た一言。

結局、リスペクトより心を開くのほうがほしいですもん。
そっか。って。

「心を開く」に価値を置いているんだ、と。
昨日、気がついた。
それは冒頭の中学生のエピソードにもうひとつの
意味を加えてくれる。

いろいろな事情があり、閉ざされた心。

それを、一緒に勉強したり、
ボードゲームのサッカーをしたり、
一緒に鍋をつくったり、
俺も将来わかんないんだよね~、って話すことによって、
徐々にほぐれて、心が開かれていったのではないか。

そしてそれが、もしかしたら
彼にとっての価値だったのかもしれない。

「心を開く」という価値へ
向かっていくのかもしれない。

すごい人だとリスペクトされるより、
本当はダメなおっさんなのだけど、
おもしろいところあるな、って思われていたほうが
相手は心を開きやすいのかもしれない。
まあ、それはきっと人によるけど。

過去のエピソードの意味が
またひとつ加わった。
答えも問いも、自らの過去にあり、
その問いに対する答えも無数にある。

そうやって、「コネクティングドット」はできてゆく。

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Posted by ニシダタクジ at 05:33│Comments(0)日記
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