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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



新潟市西区内野町431-2
TEL 025-261-3188

平日12:00~19:00
土曜 7:00~21:00
日祝10:00~19:00
*火・水曜定休





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2017年06月07日

あなたのために、このお店を始めた

「お店をやる」ってどういうことだろう。

2014年11月24日。
http://hero.niiblo.jp/e457867.html

中学2年生のメイちゃんが
ツルハシブックスに屋台を出した日。

メイちゃんは、その少し前
お父さんに連れられて、
お姉ちゃんの塾のお迎えのための
時間つぶしにやってきた。


その日は、「鶴酒場」という飲み会中だった。

えっ。
なんだここ。
とビックリしたと思う。

聞けば、部活を辞めたばかりで、
何に打ち込めばいいのか、
もやもやしているのだという。

「屋台、やってみればいいじゃん」
そんな声を掛けた。

それが実現したのが、2014年11月24日。
今では高校に元気に通っている。

そしてもうひとつ、2012年12月23日。
http://hero.niiblo.jp/e222624.html

「失恋に効く本、ありますか?」
とクリスマス直前に入ってきた学ランの高校2年生男子。

彼にテキトーにアドバイスする大人たち。
「詩を書けっ。今ならいい詩が書ける。」
ってそんな・・・

その日は2Fでクリスマスライブがあって、
みんなそのため、1Fからはいなくなる。

ライブの受付を終え、1Fに戻ってみると、
彼は、まだいた。

少し明かりを落とした店内で話をしていた。
フリー看護師(当時)のなっぱさんと。

そして、力のない笑顔でこう言って帰っていった。
「また来ます。」

お店には、そんな瞬間がある。
いや、仕事には、人生にはそんな瞬間がある。

それを、リアルに感じられる場所。
偶然を起こせる場所。
それが小さなお店なのかもしれない。

僕の仕事観、人生観は、
工藤直子さんの「あいたくて」
に集約されているのだけど、

「あいたくて」工藤直子

 あいたくて
 だれかに あいたくて
 なにかに あいたくて
 生まれてきた──
 そんな気がするのだけれど

 それが だれなのか なになのか
 あえるのは いつなのか──
 おつかいの とちゅうで
 迷ってしまった子どもみたい
 とほうに くれている

 それでも 手のなかに
 みえないことづけを
 にぎりしめているような気がするから
 それを手わたさなくちゃ
 だから

 あいたくて

お店をやるっていうのは、
渡さなければいけない気がする手紙を
預かっているからで、それを渡したいのだろう。

それを渡す相手が誰なのか?

それが顧客は誰か?
という問いなのだろうと思う。

小さなお店に立っていて、
次に入ってくるお客さんが、その人なのかもしれない。
暗やみ本屋ハックツに寄贈した本が、
もしかしたらその人に届くかもしれない。

そんな瞬間に立ち会えるかもしれない。

だから人は、小さなお店を始め、
あるいはハックツに本を寄贈し、
そして中高生と一緒に本屋を運営するのだろう。

「あなたのために、このお店を始めたんだ。」

そう思える瞬間のために。

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Posted by ニシダタクジ at 05:28│Comments(0)
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