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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年11月10日

「手段が目的化」する危険

制度や仕組みはいつも危うさを抱えている。

「手段が目的化する」危険だ。

内田樹さんの
「大学教育は生き延びられるのか?」
http://lite.blogos.com/article/256652/

を読んだ。
まさにそれが起こっているのだ。

有効な手段だと、
その時は結論されたのだろうが、

それを検証され続けないと、
いつのまにか手段が目的化してしまう。

そして、これを読んで思ったのが、
「評価する」ということのむずかしさ。
公平な基準で評価をする。

ひとつひとつを数値化する。
それこそが目的を失わせるのではないかと思った。

新潟市は、小中学校に
コーディネーターなる人を入れて、
地域とのコラボレーションを進めている。

その報告会に愕然とした。
「うちの学校は年間何回、行事をやり、
何人の地域の方に参画していただきました」
みたいな報告ばかりだったのだ。

うそだろ、
なんのためにコーディネーターいれたんだよ?

って率直に疑問に思った。

~~~以下、上の記事から引用

授業がどういう教育効果をひとりひとりの学生にもたらすことになるのか、
それは教師にも学生自身にも予見できません。

英語の履修目的が異文化理解や異文化とのコミュニケーションのためである以上に
格付けのためのものだからです。

TOEICはおそらく大学で教えられているすべての教科の中で
最も格付けが客観的で精密なテストです。
だからみんなそのスコアを競うわけです。
競争相手が多ければ多いほど優劣の精度は高まる。

「誰でもできること」を「きわだってうまくできる」ことの方が
「できる人があまりいないこと」を「そこそこできる」ことよりも高く評価される。
格付けに基づいて資源分配する競争的な社会は必然的に均質的な社会になる。
そうやって日本中の大学は規格化、均質化し、定型化していった。

狭いところで「あなたは余人を以ては代え難い」と言われることよりも、
広いところで「あなたの替えはいくらでもいる」と言われる方を求める。
それは自分の唯一無二性よりも自分のカテゴリー内順位の方が
自分のアイデンティティを基礎づけると彼らが信じているからです。

「そんなことをしているのは自分しかいない」という状態が不安で仕方がないのです。

大学に格付けを要求するのは社会全体からの要請です。
あなたの大学がどういう大学であるのかは、
「他の大学を以ては代え難い」ところの唯一無二の個性によってではなく、
日本のすべての大学を含む単一のランキングにおいて何位であるかによって決定される、
そういう考え方に日本中が同意しているのです。

本当にユニークな研究教育活動は比較考量ができませんから、
格付けすると「評価不能」としてゼロ査定される。
研究教育活動がユニークであればあるほど
評価が下がるという仕組みがもう出来上がっているのです。

「ランダムさのないところに新たなものは生じない」
(Without the random, there can be no new thing)。
これは『精神と自然』の中のグレゴリー・ベイトソンの言葉です。

~~~以上引用

うわっ。
少子化時代を迎えた今、
大学の淘汰はやむをえないことなのだろう。
そしてそれは、明確な基準によってなされるべきだ。

うんうん。
たしかにそうだろう。

しかし、明確な評価基準を適用すればするほど、
ユニークなものは価値を失っていくのだ。
それはそのまま、若者のアイデンティティに
直結しているだろうと思う。

他者評価を得ようとすること、
それは、交換可能になる、とほぼ同義なんだ。

評価ではなく、「価値」を生み出そう。
目の前のお客に向き合い、「価値」を創り出そう。

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Posted by ニシダタクジ at 07:10│Comments(0)日記
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