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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年11月15日

テクノロジーの使い方

テクノロジーの使い方
「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」
(家入一真 ディスカヴァー・トゥエンティワン)

読み終わりました。
読み直し中です。

家入さん、カッコいいわ。
どうして、「CAMPFIRE」のスタッフのみんなが
キラキラしているのか、少しだけわかった気がした。

「この船に乗りたい」
って思わせる目的地(ビジョン)がある。

家入一真さんは、高校中退後、引きこもりになり、
対人関係に悩んで、「誰にも合わずに仕事がしたい」
と起業を決意して、レンタルサーバー事業をスタート。
その後、カフェの運営や現代の駆け込み寺「リバ邸」などを展開。
2016年に自らが立ち上げたクラウドファンディング「CAMPFIRE」に復帰する。

この本では、「CAMPFIRE」での取組みが語られている。

クラウドファンディングのビジネスモデルは、
プロジェクトの達成金額の中から何%かを
運営会社が受け取るというプラットフォームビジネスである。

したがって、
目標金額(達成金額)が大きくなればなるほど、
手数料の額も大きくなる。

5000万円のプロジェクトがサクセス(達成)したら、
手数料が20%であれば、1000万円の収入となる。

家入さんは
「CAMPFIRE」復帰後、手数料をいきなり5%に下げた。
(現在は8%・・・決済手数料を除く)
5000万円のプロジェクトを1つつくるより、
5万円のプロジェクトを1,000個つくりたいという思いが詰まっていた。

家入さんが目指すのは、「金融包摂」だ。(以下本書より引用)

世界銀行による「金融包摂」の定義は、
「すべての人々が経済活動のチャンスを捉えるため、
また経済的に不安定な状況を軽減するために必要とされる
金融サービスにアクセスでき、またそれを利用できる状況」
ということ。

昨今話題になっている、社会的困難を抱える状況でも
社会参加の機会を与える、社会包摂という動きの金融版
と表現することもできる。

元来、金融システムは、既得権益は既得権益に守られがちなので、
金融のあり方は、金融機関による自助努力か、国によるトップダウン
でしか変化は期待できないものだった。

しかし、フィンテックの波が大きくなったことで、
僕たちベンチャー企業が金融の分野でも
声をあげられるチャンスが回ってきた。

今こそ、膠着した金融のあり方、
行きすぎた資本主義をアップデートする時が来ているのだ。

(ここまで本書より引用)

この後、家入さんは自らの活動を振り返り、
今までの活動は「社会包摂」にあったのではないか、と説明する。

レンタルサーバーやシェアハウス、
「居場所」をつくってきたけど、
そこから「アクション」を起こす時には
どうしてもお金の問題がつきまとう。
だから、クラウドファンディングなのだと。

すごいな。
コミュニティビジネス・ソーシャルビジネスって
そうやって起こるんだなとあらためて。

明確なWHYがある。
言い方を変えれば、ミッションがある。
そして顧客が「社会」だし、「未来」だ。

僕はこの本を読んでいてワクワクしたのは、

これは、本屋というプラットフォームとも
相性がいいということを感じたからだ。

ツルハシブックスのような若者が集まる本屋を
つくることができれば、

そこを「居場所」にだけするのではなく、
「アクション」の起こる「プラットフォーム」
に変えていくこと。

クラウドファンディングを立ち上げ、
それをメディアとして、全国の人たち、地域の人たちと
コミュニケーションをすること。

そこから、本書でいうような「小さな経済圏」を
つくっていくこと。

「居場所」ではなく「プラットフォーム」
「集まる場所」から「始まる場所」へ。
「集まる」と「始まる」が交互に起こり続ける場所。

きっとそんな場所を
地域資源をベースに作っていくこと。
それが、僕の「これからの本屋」の仮説だ。

僕自身は、顧客を絞り込んでいる。

やりたいことがわからない。
自信がない。
将来が漠然と不安だ。

そんな高校生大学生20代に、
「きっかけ」としての本、
「きっかけ」としての地域活動
「きっかけ」としてのインターン

を提供し、それを振り返り、自己評価することで
「学び」に落とし込む場をつくることだ。

その場の実現のために、
クラウドファンディングというテクノロジーをどう使うか?

どうせやるなら、誰とやるか、誰とどんな船に乗るか、ってめっちゃ大事だよね。

家入さんのテクノロジーの使い方には、
ミッションがある、ロマンがある。
その絵を一緒に実現するひとりになりたいと思う。

家入さん、その船、僕も乗りたいです。

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Posted by ニシダタクジ at 08:17│Comments(0)
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