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ニシダタクジ
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 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年02月18日

ソフトとしての本屋

「ツルハシブックスは、ハードとしての本屋ではなく、
ソフトとしての本屋になっていくんじゃないか?」

たしか、ツルハシブックスの閉店が決まった会議の時に
山田さんが言っていた言葉だったような。

そんな山田さんは、
「古本詩人ゆよん堂」をつくった。

ツルハシブックスとはなんだったのか。
そして、ツルハシブックスを立ち上げた自分はなんだったのか。

そもそも、偶然に導かれたことから始まった。

・インターン事業が軌道に乗りつつあり、
・学生を集めるのがたいへんになって、
・事務所を構えたいと思って、内野に来たら、
・その事務所が激しく欠陥物件で、半年で移動せざるを得ず、

・駅前で物件を探していたら、駅前一等地に「貸」が出ていて、
・新潟市の中心市街地活性化の施策もあったり、
・カフェをやりたいという宮澤くんの存在もあり、
・1階どうしよう?って話で人を集める場をつくらなきゃって思って

・人が集まると言えば駄菓子屋、で、そうなりかけたんだけど、
・そういえば、俺、ヴィレッジヴァンガード郡山アティ店で
・まちを創れる本屋に憧れていて
・本屋で人が集まる場を作れたら面白いな

って思って、
ツルハシブックスになったんだな。
すごい偶然。

あそこの正式名所は、
「ウチノ・コラボレーション・ラボラトリー」
内野地域で、協働を生む、実験場。
これがコンセプトだった。

地下古本コーナー「HAKKUTSU」が話題になって、
全国から人が集まってきていたけど、
本来の価値は、本を売ることではなく、
コラボレーションの実験が起こること、としていた。

実際にツルハシブックスから始まったものは、
・野菜ソムリエランチ
・にしかん・農家マップ制作
・フリーペーパー「内野日和」の作成
・うちのまち なじみのおみせ ものがたり(商店街でのミニゼミ)
・社長10人×新潟の学生50人「夜景企画会議」
などなど。

もっとあると思うのだけど、
そう考えるといろんなことが起こっているよな。

実際に、それは本屋じゃないくてもできるんじゃないか?
って言われたし、
ツルハシブックスに来て、本を買わないお客さんは
多かったし、本の売り上げは上がらなかったし。

なんで本屋なんですか?
本屋である必要があったのか?

って聞かれたけど。

僕は本屋だから、しかもそれが新刊書店だから
できたようなところはあると思っている。
本のある空間のチカラがあるのだ。

人と人のコミュニケーションのツール。
そして、多様性の許容。
さらに、空気感の入れ替え。

たぶんこの3つが
「場」にとってプラスの影響をもたらす本の効能だと思う。

ツルハシブックスがハードからソフトになる。
それはつまり、ツルハシブックスの実態から出てきた学びを
ほかの場に応用していくことだろう。

そういう意味では、
以上3つのポイントをどう具体的につくっていくか。
それがポイントなのだろうと思う。

本屋の先に、何を見るか。
それを語りながらつくっていきたい。

今日は多治見で本屋づくりプロジェクトのキックオフです。
ソフトとしての本屋

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Posted by ニシダタクジ at 09:49│Comments(0)言葉
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