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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年03月20日

「水戸留学」を終え、フリーランスの現代美術家になります

「水戸留学」を終え、フリーランスの現代美術家になります

北茨城市五浦・天心遺跡・六角堂。
明治初期を駆け抜けた美術思想家、岡倉天心。

西洋一辺倒ではない、
東洋的価値があるはずだと。
アジアは、世界はひとつだと。

西洋も東洋もなく、
「まずは茶でも一杯飲もうじゃないか」
と語りかける「茶の本」。
僕の「水戸留学」の出発点がここでした。

太平洋に向かって、
Asia is One と表現した遺跡。
(まあ、仮説ですが)

「ひとつであるということ」(15.10.2)
http://hero.niiblo.jp/e473277.html

そして、何より心に残っているのは、
現代美術家の北澤潤さんとの出会い。

「リビングルーム」と名づけられた場を
つくっていた北澤さんにお会いして、
「デザイン」と「アート」の違いについて、話を聞いた。

「当たり前を揺るがすこと」(15.10.3)
http://hero.niiblo.jp/e473298.html

そして、2015年の末、
REVENDELの熊澤さんに出会い、
2016年4月に茅ヶ崎市美術館でハックツ展
(あなたが未来に託す「想い」展)を開催

アートとは「問い」を灯すことで、仕事とは「手紙」を届けること(16.4.16)
http://hero.niiblo.jp/e478527.html

2016年の後半は、
ツルハシブックス閉店へと向かっていった。

そんな中で出会った本が
「コミュニティ難民のススメ」(アサダワタル 木楽舎)

「まるでCDのコンピレーションアルバムのように」(16.10.24)
http://hero.niiblo.jp/e482541.html

このときに書いてある「3号室プロジェクト」が
2017年4月オープンの新城劇場になり、

出会ったのは「チューニング」という概念と
「余白おじさん」という肩書。

「ミーティング」とは感性をチューニングすること(17.4.23)
http://hero.niiblo.jp/e484576.html
「余白おじさん」(17.5.14)
http://hero.niiblo.jp/e484767.html

最近は、多治見の本屋プロジェクトなどでの
チューニング付のワークショップ「キカクカイギ」
が楽しいです。

無目的性と多目的性のあいだ(18.2.19)
http://hero.niiblo.jp/e486995.html

本日、3月20日は、
ツルハシブックスの7歳の誕生日です。

「水戸留学」を終え、フリーランスの現代美術家になります
2002年発行の本「劇場としての書店」(福島聡 新評論)

引っ越しのため本を整理していたら見つけました。
ツルハシブックスの10年前に、
すでに劇場としての本屋というコンセプトはあったんだなあと。

この3月をもって
「水戸留学」を終え、拠点を新潟に移します。
次の仕事は?と、聞かれるのだけど、
ひとまず、現代美術家として、やっていこうかなと思っています。(謎)

そんな不思議なおじさんが
世の中にいてもいいのではないかと。

チューニングのあるミーティング、キカクカイギを重ねながら、
「顧客は誰か?」「顧客にとって価値は何か?」
という問いに挑んでいくようなチーム作りをしたり、
新潟で新刊書店を復活させたり、

学校的価値一辺倒の社会でいいのか?っていう
問いを投げかけるような教育系のプロジェクトを
スタートさせていこうと思います。

デザインとは、課題を解決すること
アートとは、問いを投げかけること
ビジネスとは、価値を生み出し、買ってもらうこと

そんなデザインとアートとビジネスのあいだを
つくる、あいまいな存在でありたいと思います。

僕の出発点は、(いくつもあるけど)
29歳の時に読んだ「小説・吉田松陰」
の野山獄でのエピソードでした。

獄中にありながら、囚人同士で俳句や書道を学びあい、自らは孟子の講義をした。
すると、みるみると皆の顔が明るくなっていったということです。
「共に学ぼう」という松下村塾の出発点がここにあります。

僕はこのエピソードを読んで、
「学びあいで希望は生まれる」ということを知りました。

獄中のような世の中(言い過ぎ)で、
希望を生んでいく一つの方法が、
学びあいの仕組みをつくる、ということで、
そのうちのアウトプットの一つが、
「ツルハシブックス」だったのだろうと思います。

思えば、人生最高の朝ごはんをやっている「まきどき村」も
「豊かさとは何か?」という問いに対してのアプトプットでした。
そういう意味では、
この20年、現代美術家的に生きているのかもしれません。

2018年4月から、
フリーランスの現代美術家になりますので、
各地のみなさんと「問い」を投げかけるプロジェクトを
ご一緒できればと思います。

ツルハシブックスさん、誕生日おめでとうございます!(笑)

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Posted by ニシダタクジ at 08:02│Comments(0)日記
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